新刊書籍 その2 | 飯塚病院 漢方診療科のブログ

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漢方診療科へようこそ♪

Hです。

前回投稿の新刊書籍につづき、Y先生が医学書院medicinaからも発刊されました。すごい!

ご紹介文にあるようにそれぞれに特色が違いますので、漢方診療の学習に深みが増すと思います。

ぜひご覧ください!

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この度、医学書院medicina7月号「ジェネラリスト漢方」を企画し、発刊されました。
前回ご紹介した「あつまれ!!飯塚漢方カンファレンス」略して、「あつかん」と同時期になりましたが、あわせてお手にとってお読みいただけたらと思います。

あつかんの方は、診察、概念、処方プロセスを学ぶ(じっくり漢方を学ぶ)
medicinaジェネラリスト・漢方は各分野の漢方治療の頻用処方を学ぶ(明日から使える漢方知識を学ぶ)と言ったらわかりやすいでしょうか。。
さらに例えると、あつかんはじっくり乾姜で中から温める、medicinaは急速に附子で温める(知識を入れる??)

 

↑おかげさまでどちらもamazonランキングで上位をkeepできています!

以下、medicinaジェネラリスト漢方の紹介です。

当科からは田原部長(高齢者と漢方)、井上先生(認知症/BPSD)、牧先生(肥満・糖尿病末梢神経障害)が執筆しています。
また本特集はこれまでの漢方を通じた研修や学会などでの私の出会いを最大限に駆使して、北里、女子医大、慶応といった漢方教育施設の先生方にもご協力をいただきました!
総合診療、内科各科に限らず、救急、整形外科、緩和ケア、心療内科、歯科領域と様々な分野に役立つ内容かと思います。

特集内容ですが、
Ⅱ章領域別おすすめ漢方では、各分野の専門医であり漢方専門医である先生方からそれぞれの領域でよく使われる漢方薬のエビデンス・使い方、次の一手を、
Ⅲ章エキスパートに学ぶ!漢方治療の極意では私の指導医、先輩、現在第一線で漢方を活用されているエキスパートの先生方からエビデンスに限定されない各領域の漢方治療の極意を、
Ⅳ章では漢方薬の副作用について正しく、深く学んでいただけるよう、学会のシンポジウムなどでもご講演された経験もある副作用に精通された先生方に書いていただきました。
おまけとして、漢方を勉強するとっかかりとなるように私が漢方を専門にするようになった理由、漢方治療のよい適応、よくある漢方Q&Aを本特集の前座(I章)として書かせていただきました。

ぜひお読みいただき、漢方を役立てていただけたらと思います。