飯塚病院漢方診療科 実習記 その弐
皆さん、こんにちは。外科医Yです。前回にひきつづき、今日は実習中の寮生活についてお話しします。
私が入った寮は飯塚病院から歩いて20分くらいのところにあり,昔学校だったところを改築して寮にしたところだったようです。寮に住んでいるのは看護学生さんや建築・美術系の学生さんのようで,20代前後の学生さん達がほとんどでした。全部で200人くらい住んでいたようでした。みなさんとても元気で、毎日が合宿所、のようでした。
寮の部屋はいろいろなタイプがありましたが、2食付きで4万円~/月でした。3ヵ月という長い期間だったので私はバス・トイレ別の少し広めの部屋にして(10畳くらい)、ロフト付きというものにして、シーツ・布団をレンタルして光熱費込で6万/月程度でした。とても良心的なお値段ですね。
値段はとてもよかったのですが、2点とても困ったこと、というか、思い出深かったことがありました。同時期に研修に来ていたA先生も同じような話をしていましたが(A先生は別の寮)、200人という大人数のわりに洗濯機が数台で(女性用と男性用に分かれていました)、毎日洗濯機の争奪戦が繰り広げられることでした。20代前後の学生さんは毎日疲れているのか、洗濯していることさえ忘れてしまうのか、選択したまま放置、ということもよくあり、その度に洗濯したいのに困ったなぁ、という感じでした。飯塚病院の研修中はできるだけたくさんのことを勉強したいと思い、居残り勉強などもしていたのですが、途中から洗濯したい日はいち早く寮に帰る、という生活をしていました(笑)。
それから、もう一つの困ったことは、食事の量がとても多い、ということでした。コロナ渦で、食堂での食事は中止となり、毎日食堂のおばちゃんたちが作るごはんがお弁当形式で配られるのですが、食べ盛りの20代前後の学生さん向けに作られているので、とにかく量が多くて、アラフォーの私には食べきれないくらいの量でした。ご飯はお茶碗2膳分くらいで、それにパスタ、ハンバーグ、サラダ、みそ汁、さらにお菓子が付く、みたいなボリュームで、学生さんに本当に優しくてよい寮なのですが・・・食堂のおばちゃんたちは優しくて、お母さん達のようで、食べないと心配する、という感じだったので、私も毎日必死でした(笑)。しかし自分でご飯を作らずとも、実家のように毎日ご飯が出てくる、というのは研修に集中できて本当によかったです。
寮のパンフレットにのっていたメニューの1例。
実際はこれより量が多い印象でした。
色々ありましたが、とても楽しい経験でした。
この3ヵ月の研修があったからこそ、今の私があります。
この研修を受ける前と後では見える世界が変わりました。
とても大きな一生ものの財産を得ることができました、、
ご指導いただきました飯塚病院漢方診療科の先生方、
3か月間本当にありがとうございました。
今後も引き続き精進していきたいと思います。
最後に:
研修終了するころにとった飯塚病院の前に流れる遠賀川河川敷でとった写真です。