やはり、水族館は面白いものだと思う。
観光地に行った際になんと無く行くのが水族館であったが、そうなるとやはり、セカセカしてしまう。
水族館はセカセカしながら見るとつまらないものである。
だから、今までは水族館はあまり面白くない場所であった。
だが、年パス買って変わった。水族館こそ、しょっちゅう通って時間かけて見ると面白いのだ。
年齢も風貌も立派なオッさんになってしまった、海洋学者でもなんでも無いのに、水槽にかじりつくように魚を見ている姿なんて、水族館じゃなけりゃあ通報されかねない事案ですよ。
で、先日、
実はオイラは保育園時代にお魚博士と呼ばれる程に魚が好きで、魚類の図鑑を持ち歩くのみならず、切り身の魚を買うと烈火の如く怒るという、徹底したお魚博士っぷりを披露していた嫌なガキだったわけですよ。
そんな時代に、このホウボウという魚に魅せられた記憶がある。
まず、前ビレが青い。体は赤いくせに、なぜか前ビレは青い。
そして、前ビレの下に、脚のようなものが三対ついていて、歩き回る。海底を。
この動く様子が、なんとも気持ち悪い愛らしい魚。それがホウボウ。
ちなみに、ホウボウが歩く様子
更には、鳴く。実際に聞いたことはないのだが、鳴くらしい。いや、鳴くのかもしれない。
その鳴き声から、この魚はホウボウと呼ばれているのだと、図鑑で読んだ記憶があるのだ。
しかしながら、水族館でホウボウを見ていると、行く人来る人がドヤ顔で「脚で方々に歩き回るからホウボウ」とノタマウのだ。
説などというものに明解な答えなどはそもそも存在しないのかもしれないが、どう考えても「方々歩き回るから」説は命名のプロセスに無理を感じる部分もあるし、それ以前にセンスが無さ過ぎる。じっくりホウボウが方々歩き回る様子を見ているような人間が、それらの中から敢えて「ホウボウ」をチョイスしなければならない程、切羽詰まっているとは思えないのである。
ただ、マイノリティはマジョリティには勝てないという自然の摂理の中においては、正解が常に正しいとは限らない。
回り回って、オイラが嫁にドヤ顔で説明した内容を、将来、娘あたりと水族館に行った時に嫁が娘にドヤ顔で説明して、娘が知恵無き民にドヤ顔で説明する際に、正解だけどマイノリティな説だったとしたら。
幼心に村八分という憂き目を体験させてしまうかもしれない。それはいかんのですよ。
今後は、ホウボウの名前の由来についてはタブーとして扱っていくしか無いのだろう。
話がそれた。
で、いつものようにジャスコに行ったところ、
まさか、こんな姿のホウボウを発見してしまうなんて。そして、半額だなんて。しかも神奈川あたりで採れただなんて。
こうして、魚の生態に加えて、ジャスコの刺身にしては結構美味かったという、新たなホウボウの新常識を付け加えることになった。











