新型コロナウイルスの猛威はなかなか収まる気配を見せないなか、重症患者・合併症によ

るものを含む死者が、いまだあとをたちません。私は、行政書士兼警備員として仕事をして

おり、警備の仕事の一部として、消防の救急要請取次もしています。救急車の数が足らずに

特別な運用をしたり、オペレーターの人数が足らず他方面からコーディネーター支援を受けた

りしているようです。また、電話では「コロナに感染して苦しそうだ。119番通報しても、つなが

らない。」などというものも少なくなくありません。一方で、受け入れ先の病院の方も、病床使用

率が高くなったり、院内で感染者が発生して新規患者を受け入れられなくなったりするケース

もあり、非常に状況が緊迫していると思うのです。しかし、緊急事態宣言が出るではなし、蔓延

等防止措置があるではなし、感染防止と社会経済との両立は理解できるのですが、死者は生

きかえってくれませんし、後遺症が残ってしまった人はその後の人生が変わってしまいます。

本当にこのままで良いのかと考えてしまいます。まさかと思っている人に「遺言書」の事などき

りだすのは縁起でもないかもしれません。しかし、こうゆう時だからこそ本当はなおさら遺言等

の事は大切なのではないかと思うのです。私は、がんセンターでの警備業務の経験もありま

すが、人間、後悔するのは本当に切ないですね。後悔のないように生きるのも難しいかもしれ

ませんが、できるだけ後悔のない人生になるように努力はしていきたいと改めて思います。