泥棒騒ぎは拡大のします。亡父(飯嶋眞)の親族はもとより、実家付近の地域住民の人達、

その他、亡父の関係者(だいたいは亡父の同僚の元警察官)の人達が、後妻の三千枝さんの

「私(飯嶋真一)が実家から印鑑・通帳・現金等の1千万円を盗んでいった。」という話を聞いて

います。驚いたのは、かなり多くの人達がその話を鵜吞みにして信じていた事です。また別に

私の職場である陸上自衛隊の上司・同僚も、私(飯嶋真一)と後妻の三千枝さんが相続関係

あると思っていたのも驚きでした。もちろん、私と三千枝さんは、亡父存命中に養子縁組した

わけでもありませんでしたから、親族関係は無く、相続関係にはありませんが、そんな事につ

いてはまったくわからない人達で、「義理のお母さん」というイメージから、当たり前に相続関係

があると思い込んでいたようなのです。「法律は一般人の為にあって、一部の専門家・学者達

の為にあるのではない。」と言われますが、あまりにも無知だと言わざるを得ないのではない

でしょうか。どんなに説明しても、私と後妻の三千枝さんが相続関係に無いという事を理解し

てはもらえませんでした。これも勿論、私の説明のしかたが悪いのかもしれませんが、どうに

もならない状態のなか、百箇日の八月を迎える事になりました。その頃には、相当ひどい状態

で、私は百箇日の法事に出席する事すらできませんでした。今回は、ここまでにしたいと思い

ます。次回は、いよいよ進退窮まった状態のなかどうしていったのかを物語ってまいります。