家系図は、先祖供養、自己探求、子孫への遺言等になると考えています。家系図の基本的

重要度は、①情報の質量(如何に正確で大量の情報を集められるか)、②保存の方法(どの

ような媒体に集めた情報を記録するか)、③保存の体裁(どの程度まで外観を良くするか)の

三点によって決まってくると思います。情報量が少なすぎてはやはり価値が低下しますし、保

存方法が悪いと短い期間に劣化等して失われますし、保存体裁が粗末ですと価値を疑われて

処分等されてしまう恐れがあるからです。どのような人にも父母(両親)がいて、その父母にも

かならず両親がいて、先祖のいない人は一人もいないのです。自分の先祖を調査する事は、

長い間、暗闇で苦しんでいた人を明るい所へ連れ出してあげる事になります。つまり、先祖供

養です。自分の先祖を調査する事により、自分が何故生れて来たのか、例えば、父と母の出

会いであるとか。先祖の長い間してきた事実であるとか。そういうものが自分自身を誕生させ

た基礎にある事がわかれば、自分探求の手掛りをつかむ事になります。更には、先祖から自

分までの系図を子孫に送る事もできます。それは、ある意味で遺言の内容になるかもしれま

せん。あまり大きなプレッシャーになるものでなければたいへん良い贈り物になると思います。

もちろん、年配の両親のために、比較的若い時分が先祖調査をして家系図を両親に逆に送

るというのも良い事だと考えられます。家系図作成は、家族相互を理解する一助です。

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