家系図というと何か特別のもののように思う方がいらっしゃるかもしれませんが、我々は一
人として先祖のいない人は存在しません。自分には、父母がいて、その父母にも両親がいて、
ズ~とつながっているのです。家系図は先祖から自分、自分から子孫へのつながりを示すた
めの情報源なのです。もっているのといないのでは雲泥の差があると考えています。テレビ番
組で、自分の先祖(ルーツ)について、ほとんど知らなかった方が驚いたりしているのを見ると
決して、その方達のアクションがオーバーアクションでない事はわかります。気付く事は大切な
事だと思うのです。家系図の考え方で重要なのは、とにかく情報です。正確な多くの情報が集
約された家系図は、その質量からその家庭の宝となるものであると思います。ただ、ここで注
意が必要なのは、その先祖たちの身分が高かったとか。お金持ちだったとか。そういう事は
あまり問題にならないという点だと考えています。どんな人(金持ちにも貧乏人にも)にも先祖
はいて、その先祖もさまざまな人達なのです。私の知る限りではありますが、ほとんどの人達
は運命に翻弄されつつも逞しく生き抜いた人達がほとんどであると思います。先祖調査する事
により、先祖を暗闇から明るい所へ連れ出してあげ、自分自身を探求する手掛りとし、子孫へ
伝える遺言とする事ができれば何と素晴らしい事でしょうか。もうこれ以上の先祖供養はない
のではありませんか。先祖と子孫へのプレゼントといえるかもしれません。