私(飯嶋真一)の母親(飯嶋千代子)は、昭和62年2月2日、白血病のために死亡しました。

約6年間の闘病生活の後の事です。母は、遺言書を書き残さず、遺言らしい言葉もしません

でした。亡くなる前、昭和59年に家に仏壇がなかった事から、母は仏壇を購入して僧侶に開

眼してもらいました。実は、私はその時、不思議な体験をしています。お経を読んでいただい

ている間に、自分の合掌している手が勝手に動き始めたのです。心霊現象とか、そう言う事で

はないかもしれませんが、後で聞いた話では、何か霊的なものと一体になった時、そのような

現象が起こるというのです。私の他、母や兄弟達も一緒にいたのですが、そのような事になっ

たのは私だけでした。前回も投稿したとおりですが、母が亡くなって約1年ほどして、祖父と父

が共同でお墓を建立しました。その間、母親の遺骨はお寺であずかっていただいてました。

この点、自宅で安置する方法もあったと思うのですが、父親はそうしませんでした。子供心に

思うのですが、父は、母の遺骨がそばにあると辛かったからではないかと考えています。本当

に仲の良い夫婦でしたから、若い頃はバイクに二人乗りして旅行みたいな事もしていたようで

すし、父親の落胆もすくなからず感じられました。母は、なぜ遺言書を書き残さなかったのか。

それは今でもわかりませんが、できれば何らかのメッセージがあった方が良かったと考えてい

ます。もちろん、遺言書のなかった事をうらむものではありませんが。

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