家系図と言うと、一般には名家でもない限り、あまり縁のないものと考える人もいるかもしれ

ません。しかし、私はそうは思いません。「長い間、暗闇の中にいた人に光を与える。」そんな

イメージがピッタリだと考えています。「先祖がいてくれたから、今の自分が存在している。」と

思わない人はいないのではないでしょうか。その先祖の事を知る。そのきっかけになるものが

家系図なのではないでしょうか。我々、今生きている者も、子孫がいればいずれは先祖になり

ます。子孫の対する遺言等としての意味もありますし、子孫が「自分の先祖はどういう人達だ

ったのか。」と知りたくなった時の手掛かりにもなります。何もなければいずれは全くの不明と

いう事になってしまうかもしれません。それ(先祖に関する情報)を受け伝えていく、リレーしていく、真にそれが家系図なのではないでしょうか。そう考えれば、一部の名家のものではなく、

一般的なものであるといえるのではありませんか。私は、家系図は三つのポイントがあると思

います。まず、一番大事なのは情報であると思います。情報がなければ何もわからないからで

す。次に、二番目に大事なのは情報の保存方法であると思います。プリンター等で印刷したも

のではよくて数十年しか残りません。しかし、和紙に墨書すれば保存の仕方しだいで数百年は

残ります。更に、三番目は保存形態だと思います。和紙に墨書しても保管しているうちに劣化

してみすぼらしくなり捨てられてしまうかもしれません。やはり、巻子にするのがベストです。

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