私(飯嶋真一)の父親(飯嶋眞)は、平成12年4月20日、くも膜下出血のために突然死しま
した。その前年、平成11年1月11日、亡き母(父親の妻)の十三回忌(母親は昭和62年2月
2日、白血病のために他界)を実施した際、父は、我々三人の兄弟に「これあるからな。」と言
って、遺言書の存在を明かしていました。父親は頑健な男で元気な人でしたが、何らかの兆候
を自分自身で感じて遺言書を書いたものと思われます。突然死とは怖いものです。実は、私
の祖父も事故死(突然死)でした。自分が間もなく死ぬとも思わずに突然おとずれる死を人間
は簡単に受け入れられるものでしょうか。おそらくそう簡単なものではないような気がします。
死後の世界があるかないか。とか、魂が存在するかしないか。とか、そういう事を差し置いても
突然死では、いろいろ大変な事があるのだと考えられます。これも推察ですが、祖父が事故
死(突然死)だったから、たんに何らかの兆候だけでなく、父親は遺言書を書いておいた方が
良いと判断できたのかもしれないのです。その大切な遺言書を私は読む事ができなかったの
です。悲しい事です。今でも、もし可能なら、父親の残したメッセージを受け取りたいです。