家系図と言っても、いろいろ考え方があるものと思います。私の考えている家系図概念は、ま
ず、私たちは「先祖なくしては存在できなかった。」というところから始まります。にもかかわら
ず、私たちは先祖の事をどれだけ知っているでしょうか。名前すら知らない事もあるのではな
いかと思うのです。調べてみたけれど、事情があって(震災・戦災等で資料紛失等)わからな
かったというのであれば仕方ないのですが、わかる限り調べて知っておいた方が良いと考え
ています。それは例えば、真っ暗な部屋の中に何百年も閉じ込められた人が、明るい外に出
てくるようなものです。考えて欲しいのです。もし、何百年もの間、暗闇に閉じ込められたら人
はどうなってしまうでしょう。もし、明るい外に連れ出してもらえたら、どれだけ嬉しい事でしょう
か。先祖調査の結果を家系図としてまとめるという事につながり、その事が自分自身の理解
にもつながり、更には、子孫へとつながる事になるかもしれないのです。私が家系図作成を
一般業務としているのは、長年の専門知識を活かして、先祖調査・家系図作成のサポートが
可能であるという自信があるからなのです。