スポーツ教室において、そのスポーツの専門知識があって一生懸命指導しているのに、ベテランの先生やコーチのように子どもたちが言うことを聞いてくれない。熱心に取り組んでくれない。
新人だから信頼がないのかな。。
今回はそんなお悩みにお答えします!
改善点
①伝え方
②その練習に飽きている
③ポイントをしぼって伝えているか
そして最後に、
「子どもたちが前向きな気持ちになる声がけの例」
もお伝えしますね!
ぜひ最後まで見てみてくださいね〜!
↓↓↓
まず言えることは、
子どもたちは、新人だから、信頼がないから言うことを聞いてくれない訳ではありません。
ほとんどの場合は伝え方を変えることで、子どもたちの取り組み方はガラリと変わります。
それでは実際に私が相談を受けた実例から、問題解決方法をお伝えいたしますね!
〈スポーツ教室コーチAさんのお悩み〉
同じことを繰り返し伝えると本人のやる気がなくなってしまいます。
そのときだけ頑張って、すぐにもとに戻ったり、「分かっているのに、、」と言う感じになってしまいます。
どうすれば前向きに取り組んでくれるのか教えて下さい。
なるほど〜。
子どもたちのやる気を引き出したいのに上手くできない、直して欲しい所を伝えてもなかなか直らないというお悩みですね!
わかりました。
改善点を3つご紹介しますね!
↓↓↓
①伝え方
やっている横で言っているだけではありませんか?流して言っているだけだと相手によっては聞き流されてしまいます。
1回言っても本人に直す気配がなければ、本人の心には響いていません。
動きを止めさせる→本人のマネをしてあげる→正しい手本を見せてあげる
ここまですれば必ず伝わります。
なかなか伝わらないお子さんには団体指導から個別指導へ切り替えて対応してみましょう!
②その練習に飽きている
何度も同じことの繰り返し、毎回同じことの繰り返し。
反復練習はとても大事なことですが、新鮮味や面白味がないと子どもたちの集中力は持ちません。
他のお友達と競わせたり、ゲーム性を持たせたりの工夫も必要です。
また、できれば同じことは3回くらいまでとし、3回で完璧に持っていけるように全体を盛り上げてあげることも大切です。
指導者側も楽しむことが大事なので、ワクワク感のある声がけをしてみて下さいね!
③ポイントをしぼって伝えているか
道具を準備して、
「次はこれやってー」
では子どもたちもなんとなく流してやってしまい目的意識の低い練習になってしまいます。
例えば、
今日は姿勢良く!を意識して、これをやってみましょう!
とポイントを明確にすることで子どもたちも課題を意識して取り組むことができます。
では、今日の全体の課題のポイントは意識できているけど、個人の悪いクセも同時に出てきてしまっているというケースはどうでしょうか。
そのような時はあえて悪いクセを指摘しないという選択肢もあります。
一生懸命課題ポイントに取り組んでいることを評価して、褒めてあげましょう。
そしてその動きが定着してから、次の課題に取り組めるようにしてあげると、子どもたちも迷いがなく取り組むことができます。
以上が改善点3つです。
これ、悪い例が自分に当てはまっているなと感じた方はチャンスです。
ぜひ次からのアプローチの参考にして下さいね!
それでは最後に
「子どもたちが前向きな気持ちになる声がけの例」
お伝えします!
こんな言葉が子どもたちのやる気を引き出しますよ〜!
↓↓↓
例1
一番上手なお子さんの名前を呼ぶ
「○○ちゃん上手だねー!」
→みんなの前でお手本をやってもらうのも良し!
例2
1列目スタート!
など、数人で一緒にスタートして、上手さを競わせる
→○○くん上手!など、ちゃんと見ていることを伝えて、みんなを頑張りたい気持ちにさせる
こんな感じですかね。
今回は、団体指導の中で、個人個人のやる気を引き出して、悪いクセを直させるをテーマに、お悩み解決方法をお伝えしました。
子どもたちの指導はスポーツの専門知識だけでは難しいことが多いです。
子どもたちを本気にさせるテクニックを学んで、実践することで、響く指導ができるようになりますので、ぜひぜひお試しくださいね。
このブログを書いた人