令和の時代になり、これからアパート・マンション経営を始めるのは大変ですね。
ご参考になれば幸いです。
サッカーJリーグが始った年です。
家は代々農業で食べてきたのですが、時代が大きく変わり、私が農業を継ぐことはありませんでした。
父が高齢になり、私はサラリーマンを続け、父が農業から不動産賃貸業に事業を転換することにしました。
アパートを建てることになりました。昔のことを思い出して、メモ書きしてみます。
時の流れと、人に恵まれ、大家になりました。
後で見れば良いタイミングだったと思います。この年サッカーJリーグが開幕。
マイクロソフト社がウインドウズ3.1を発売。
2年後に大人気のウインドウズ95でIT革命が始りました。
何も知らないサラリーマンが、不動産業を始められたのは、周りの人に恵まれていたからだと思います。
もちろん、準備や勉強も少しはしました。
土地活用、相続、アパート関連の本を何冊か読みました。
読んで分からないことを周りの人に聞くようにしていました。
すると、近所の役所に勤めるM さんに「埋土」でご相談したことが、土木組合に伝わりました。
それが上場大手建設会社のT さんにお目に掛かるきっかけとなりました。
近くの建設現場から出る山土で、田んぼを埋めることになりました。
出会いの日から意気投合しました。
建設会社のTさんは建設土木の専門家ですから、地盤支持力のこと。
埋め立ての申請書類の書き方から、マンションの建て方までていねいに教えてくれました。
特に関心を持ったのは、
「マンションは、どんな人に住んでもらいたいか、良く考えて作る。」
「最初の設計が大事だよ。」でした。
現代用語の「ペルソナ」「マーケティング」ですね。
教え方が上手な方で、教えてもらったコトが、今でも役に立っています。感謝・感謝です。
埋め立て:
大型重機が走り回り壮観でした
擁壁も出来上がりました
擁壁の下には100mmの水抜き管が南・東に入っています
建物については、勤務先の役員の親族がマンションをお持ちで、お話を聞きに行ったところ、
建設会社の役員が家に来ました。
金額が大きく、スンナリと決まった訳ではありません。
私に経験もなく、知識不足で、何回話し合っても、納得がいかないところがありました。
実際にこの建設会社が建てたマンションを何棟も見て回りました。
本社に出向き、会社幹部から説明を受けました。
「当社のマンションは全て満室ですから安心して下さい」
「管理は当社が無料で行います」「大家さんは何もする必要がありません」。
そうなのかなぁーという感じでした。
当たり前ですが、この感覚は当たっていましたね。
大家が主体的に考え実行しなければいけないのは、竣工後すぐ分かりました。
無料ほどコワイものはありませんね。
後で振り返って見ると、気が付くのが早かった方でしょうか。
最初から全てを理解し契約したのではありません。
今思えば借家不足の時代に恵まれていました。
父が申込人(契約者)、私 保証人で契約しました。
RC鉄筋コンクリート造りマンション 1DK15戸が完成
竣工前に満室になりました
『住宅公社の監理で建てたRCマンションは正確に垂直 水平です』
『遮音・耐熱・耐震・耐火で安全性・耐久性が高い100年住宅です』
こうして不動産事業はスタートしました。
私はサラリーマンで管理人、父が大家さんになったわけです。
建設には10ヶ月要しましたが、竣工前に満室でした。父も大変喜んでくれました。
父には毎月、現金で○○○○○円を渡しました。
このことは本当に嬉しかったようで、毎月楽しみにしていましたよ。
その後⇒東京スカイツリーが開業した年、リノベーション(大改築)しました。
エントランスホールを増築しオートロックマンションとしました。
間取りを時代に合わせ、15部屋 全室 1DKから1Rにリノベしました。
おしゃれなマンション。
防犯カメラ・モニターTV 付きのオートロックマンションとして認知されてきました。
アストリア : 時代に合わせリノベーション
エントランスホール 増築 オートロックマンション
お部屋は 全室15部屋 設備満載 1Rにリノベーション
左側 一面デザインクロス 棚は位置が変えられ カスタマイズ
時代の変化に対応していくのは、手間が掛かりますが
コツコツと取り組んで参ります
つづく・・・