須賀川のピアノ&エレクトーン教室、さとう音楽教室です(^o^)/
先週のこと…
Rちゃん、珍しくふくれっ面でピアノにやってきました
弟のA君と大げんかして来て気分は最悪
椅子に座っても「弟がいるから弾きたくないっ
」とそっぽを向き

なだめてもすかしてもダメ…
怒りが収まらずA君の頭から帽子を取って投げつけたり
「こっち来ないでっ
」

もうピアノどころではなく…
何を言っても「弾きたくない
」だけ

やがて、おばあちゃんが迎えに来たら
Rちゃんの目から大粒の涙がポロポロ…
何の涙だろう?
未熟な私は不思議でしたが
おばあちゃんに様子を話し、Rちゃんは帰りました……
と思ったら
外でおばあちゃんの大きな声


「何してんの
早く乗りなさい
」


見るとRちゃんが車の外で泣いています
「ピアノ…ピアノ…」
とつぶやきながら
かたくなに乗ることを拒否

そこで初めて私は気がつきました

「あっ、本当は弾きたかったんだ‼︎」
そう、Rちゃんの性格を考えればわかること



弾きたいけど今は弟がいてイヤ

なのにおばあちゃんが迎えに来ちゃった
どうしよう、弾きたいのに
帰りたくないのに…迎えに来ちゃった
ああっ
もうっ
弟のバカ



ばあば、何でお迎えに来るの

どうしたらいいのぉ~

そんな時、子供は泣く事しかできないんでしょう
…やっとRちゃんの心の声が聞こえて来るようでした

「Rちゃんピアノやりたかったんだね
ごめんね
…わかった


先生送ってくから
ばあばに帰ってもらってピアノやろう
寒いから早く中、入ろう
」

何だか胸が詰まる思いでした
たまたま次は空き時間だったのが幸い

Rちゃんは涙も乾き、うれしそうに
練習して来た曲をたくさん弾いてくれました
本当にピアノが好きなんだなって
とってもうれしかった私

こんな田舎の小さなピアノ教室でも
毎日いろいろな事があります…