須賀川のピアノ&エレクトーン教室、さとう音楽教室です(^-^)/
サックスは長い間、憧れでした。いつか吹いてみたい…習ってみたい

と若い頃から思いつつ

子育てとレッスン、日々の生活に追われ、なかなか自分の時間が取れないまま、どんどん年を重ね

でも気がつくと子供達は大きくなって、母の手を必要としなくなり…
ふと、今の状況を省みたとき
やりたい事を諦めたまま死んじゃったら、絶対後悔する
と思いました


やがて年老いて病気になり…いや年老かなくても



病院のベッドの上で点滴や管につながれ

自分ではどうにもできない状態になった時
「あそこに旅行に行きたかったな」
「あそこの美味しい◯◯を食べたかったな」
「◯◯さんにもう一度会いたいな」
あぁ…どうして元気なうち、身体が利くうちにやっておかなかったんだろう

って後悔が、きっと私は起きると思うんです。でももう遅い。
何しろ病気なんだし、病院を脱走する勇気も体力もない

そして残された時間はそう多くない

そうなる前にやりたい事はやっておくべき
そう、座右の銘は「後悔しない人生」だもん

そしてヤマハのセールの時にサックスを買い、習い出して二年と少し

先生のように味のある音には程遠いけど、何とか曲が吹けるようになり、レパートリーも増えました

サックスの先生から、サックスはもちろん「教える立場」の者として学ぶ事も多く…
普段、レッスン中、子供達に何気なく話しかけているけれど
この「間」の取り方って大切だなぁ、考える時間が取れるもんなぁ…とか
習う側の気持ちがわかります

4回目の発表会では「情熱大陸」をアンサンブルで吹く事になり
新しい事を始めたり、別な環境に飛び込むって事は

若い時は勢いがあって何でもない事だけれど

私たちの年代になると、とてもとても勇気の要ること
でも今まで「やっぱりやめときゃ良かった」という、そんな後悔は

皆無かもしれません

いや、もう何年も前からアルツハイマーなので(笑)忘れてるだけかも

とにかく前に進もう

自分らしく明るく元気に、そして正直に

なんて事を考えながら、缶ビールをそばに置き、ブビブビ、ピースカと
サックスの練習をする女、50才

オヤジか…笑
