修理依頼は、握りの割れでした。
下地をサンディングシーラーで整形してあり、肉盛りには最適ですが、脆くて割れます・・当たり前
エポキシは面が出ないと言われますが、面を出すのが職人です。
高野竹8尺に脇銘を刻み、胴拭きしました。
赤白の津軽塗りは、秘伝上、秘伝でした。
赤白津軽塗りは、「ハゲ、剥がれ」と思った人がいます😭
秘伝上は私用なので「信」を刻みました。
綿糸は初めての硬さの高野竹で、「非買」を刻みました・・買えませんの意味です。
工程の最初に特上生上味で拭き取りしてあり、日にち経過で胴拭きが必要ない位に光っています。
塗り握りは津軽塗り、鶉、螺鈿、金箔を行いますが、割れ、剥がれはありません。
今は見た目派手だと良い評価をしますが、価格的に手を入れていなくて、無理な作りです。
それを受け入れた人達にも原因があり、竹竿から離れた人達が出た原因の一つです。