漆塗りから、穂持ち複合材の制作と改良を行いました。

改良をやらないと、竿質は向上しません。

右は2011年作特硬式、穂持ち矢竹、合わせ穂ですが、冴、合成竿の三通りに使えます。
合成竿のパターンだと、穂先、穂持ちが負けるので、改善します。
左は手元高野竹硬式。
軟式から特硬式、先調子から元調子迄様々な調子を作ります。

硬さを追求すると、合わせた時に仕掛けが跳ね上がり、糸絡みに繋がります。
昨日、私の合わせを見たAさんが「合わせた時に、竿を前に出すのは何故?」
Bさん「かっこつけてるの」
足りない頭を使って物理、数学で考えています。
穂先が水面に出る程度の合わせで、針は動いて魚が掛かります。
同時に竿を前に出して仕掛けの跳ね上がりを防いでいます。
そこから手首、肘を曲げて魚を浮かせる動作に移ります。
魚に強く引かれたら手首、肘を下げて仕掛けの切れを防ぎながら、竿の手元に荷重を掛けて、竿全体で魚を浮かせます。
特に竹竿では、穂先、穂持ちで魚の引きを受けると故障の原因になります。
最近はおもちゃにされちゃう😂