夏の和装といえば
一般的には
 
【浴衣】でしょ!?
 
と思う人のほうが
多いんだろうなと思うけど
 
 
いくらか
基本的な和装の嗜みを
心得ている身の知識としては
 
あれは
洋装でいうとこの
寝間着的なもんなので
 
本来はあまり
外出着には向かないもの
というのが昔はあったとか。
 
なんで
 
和装をやる人たちは
浴衣より夏着物と呼ばれる
 
真夏用に作られてる
透け感のあるとても薄い反物で
仕立てた着物を着る
 
というのが
伝統的なルールなんです。
 
でもまあ
言語とおんなじでね
 
文化なんてのは
時代とともに少しずつ
人々の慣習の中で変わってくので
 
夏着物よりも
少ない道具で着られる浴衣が
 
世の中に広く普及するのも
ある意味、道理ではあるのよね。
 
でもね
お稽古に通い始めて
間もなかった2年前の夏
先生から言われた
 
 
浴衣のほうが
分かってくると逆に難しいのよ
 
 
って言葉。
 
多少、和装を身につけた今
よくその意味が分かる。
 
浴衣って
たしかに難しい。
 
だから
自分で着たことない人が
できるだけラクしたいならば
 
お代金支払って
着付けしてもらうのが
結局オススメ、ではあります。
 
まあ今や世の中的には
YouTube動画も
たくさんあったりするし
 
なんとなく
見よう見まねのつもりで
 
細かい決まり事を
あまり理解しないまま
浴衣着ちゃってるような人も
沢山いるんでしょうけど。
 
そのつもりなんか
全然なくても
 
勝手にタイムラインで
流れてきた人の着姿が目について
 
あらら・・・と最近
無意識に思ってしまうのが
自分的になんだかなーと、苦笑。
 
 
ちなみに
正式な着物の場合
 
    
・肌襦袢
・補整
・長襦袢

 

浴衣と違って
この3つの仕込みが必要になるんで
 
いかにここの領域を
シンプルで涼しくできるかが
 
まず第一段階の工夫ポイント。
 
浴衣じゃない着物だと
完全にとばすことはできないので
 
夏の和装は基本
ガマン大会なんですな、笑。
 
 
で、なんかもうちょっと
いい方法ないかな・・・と
 
つらつら考えてて
 
一つ思いつたのは
二部式浴衣を使うこと。
 
簡単にいうと
 
上下がセパレート型に
なっている便利アイテム
 
こういうやつですな↓
(しかもこの商品は綿じゃなく化繊だから扱いやすいはず)
 
 
とくに
花火大会だとか夏祭り
みたいな尋常じゃない人混み
好き好んで出てく時など
 
着装中と着装後の
リスクをけっこう減らせると思う。
 
もちろんモノにもよるけど。
 
 
商品ページなんか見ると
まったくの初心者でも
さも簡単でラクに着られそうな
説明書きがあるけど
 
基礎がなければ実際には
そこまで超簡単とは
いかないでしょうね・・・笑。
 
 
二部式浴衣も
ワンピース型巻きスカート型
最近あったりするようで
 
それぞれ善し悪しがあるってのは
使わなくても察しがつきます。
 
基本の心得がある人なら
いずれでも必要な対処をしながら
自装できると思うんで。
 
いつもよりは
確実にラクになるはず。
 
少なくとも
一枚布の通常の浴衣より
着装の工程と面倒は端折れるし
 
出先でいくらか
着くずれしたとしても
上下がそもそも分かれてるので
 
直すのもうんと簡単
低リスクでラクに済むのは
かなりポイント高い。
 
 
あとは
 
浴衣着る前の段階をどうするか
ってことと
 
帯をどうするか
って問題があるんだけども
 
私個人の感覚では
浴衣は和装の中でも
カジュアル中のカジュアルなので
 
肌襦袢じゃなく
てろんしたキャミスリップで
代用しちゃって
イイんじゃないですかね。
 
全然
和装専用のものでなく
 
たとえばユニクロみたいなとこで
売ってるようなのでも。
 
イメージ的にはこんな↓
 
フォルムや丈感もこれくらいだと
浴衣にはちょうどいい感じ。
 
ただし和装ブラだけは
使ったほうがいい。
 
 
胸周りの形が和装に合う
フォルムに全然変わるからね。
 
間違っても
ワイヤー入りの盛りブラなど
使ってはいけません。
 
 
そして襟回りが
つまり気味なデザインの
タンクトップとかも避けたい。
 
こないだも浴衣の襟元から
肌着がわりのトップスがモロ見え
しちゃってる人、見ましてね。
 
もしかしたら
外国人かもしれないけど
 
ま、自装にせよ他装にせよ
よろしくないな〜という事例。
 
 
まあ〜こういうね
細かいけど何かといろいろ
気にしなければならないルールが
着付けにはあるわけです。
 
面倒くさいよね、笑。
 
 
最後に帯なんですけど
 
近ごろは半幅帯がどうやら
ちまたで流行ってるらしくて
 
YouTubeなんかでも
動画上げてる人が多くて
開くといろいろ流れてくるけど、
 
二部式を調べてて
ちょっと驚いたことが・・・
 
兵児帯っていうのがあって
今年はやたらとそれが目に付く。
 
これもまたどうやら流行りってことか。
 
 
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兵児帯ってのは
もともと男性用子供用のものなんで
 
伝統的常識から見ると
えっ?って感じなんだよね。
 
子どもの浴衣着せるのに
お母さんが簡単に帯結びできるから
それは全然いいと思うけど
 
大人の浴衣だと
やっぱ博多帯とかを合せられると
もう文句言えないって感じあるね、笑。
 
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なんで私は
今年はもう納品も間に合わないから
浴衣用ではないけど
 
博多帯は一つ
ビックリするくらい安くて
イイ感じのを見つけてあるので
 
それをあえて【2枚】買って
1枚は「作り帯」加工ってのを
しておいてもらおかと。
 
それくらい安い。
でも由緒正しい博多なんで。
 
超上等な帯はそのうち
どっかで出会えたら、それで十分。
 
作り帯ってのは
帯を一から巻いて結んで
しなくてもいいようにする加工で
 
いろんな会社で
それぞれやってたりとか
最初から商品として売ってたり。
 
私個人としては
帯を切って加工しない方法
お願いできるとこがオススメかな。
 
とくにわりとお値段した帯を
また元の状態に戻したい
と思った時に裁断加工してると
当然だけど元に戻せないから。
 
結局、
 
着物よりも帯が一番
自装の時に負荷と時間かかって
大変だったりするんで
 
いざというとき
万能でよくできた作り帯を一つ
もってると和装の外出のハードルが
とんでもなく低くなると思う。
 
ってことで
夏の和装を簡単&ラクにするには
 

 

◎肌着は市販のキャミソール+ペチコート
or できればキャミソールスリップ
 
◎浴衣は二部式のものを使う
 
◎作り帯加工したものを使う(博多帯など)

 

 

 

今年はもう完全に出遅れだから

私は買わないけど

 

二部式浴衣は来年

出始めのころにいち早く

買っておこうかなと思う。

 

博多帯は冬の間に

2枚買って春前納品してもらって

 

一つを業者さんに

加工に出してもらえれば

 

来年の初夏以降は

カジュアル和装をかなり敷居低く

ラクに楽しめるはず。

 

要するに何事も

土台になる基礎が大事ですな。

 

 
 
always be as
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