書いてはいけない――日本経済墜落の真相 2024/3/9

森永 卓郎(著)【発行】三五館シンンャ/【発売】フォレスト出版

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1.『ザイム真理教』を上回る衝撃作! ~日本経済墜落の真相~ ‥2023年12月、私(著者)はすい臓がんステージ4の告知を受けた。告知の瞬間、私は、何かを食べたいとか、 どこかに行きたいとか、そんなことは微塵も考えなかった。 なんとか自分の命のあるうちにこの本を完成させて世に問いたい。 そのことだけを考えた。 その意味で本書は、私の40年にわたる研究者人生の集大成であると同時に、私の遺書でもあるのだ。(本文より)‥ 【目次】 第1章 ジャニーズ事務所 第2章 ザイム真理教 第3章 日航123便はなぜ墜落したのか 第4章 日本経済墜落の真相

 

2.私(著者)がテレビやラジオなど、メディアの仕事をするようになって四半世紀以上が経過した。その経験のなかで、メディアでは、けっして触れてはいけない「タブー」が3つ存在した。
(1)ジャニーズの性加害
(2)財務省のカルト的財政緊縮主義
(3)日本航空123便の墜落事件
この3つに関しては、関係者の多くが知っているにもかかわらず、本当のことを言ったら、瞬時にメディアに出られなくなるというオキテが存在する。それだけではなく、世間から非難の猛攻撃を受ける。下手をすると、逮捕され、裁判でも負ける。だから、賢い人はそうした話題には最初から触れない。知らぬ存ぜぬを貫くことだけがメディアに出続けるために必要なことだからだ。ただ、私はそうした態度を取ることができない性格だ。(「まえがき」より)

 

2.筆者の「年収300万円時代」をずっと昔、学生時代に読んだ頃、「そんな時代本当に来るのかよ」と私は思っていた。時は流れ20年…周りを見渡せば年収300万円は地方だとメジャー、年収500万くらいだが可処分所得は300万円という人が本当にメジャーになってしまった。筆者は株のことは専門家ではないと思われ、短期だとしょっちゅう予想の逆に行くので、その点は参考にしていないのだがw。しかし、政治や行政の意思を踏まえ、長期的な大きな経済の流れ、それに伴う国民のライフスタイルの変化を予測することにかけては一流の人だと思う。前作の「ザイム真理教」は財務省がなぜ増税を進めたがるのか、なぜ時の政権が消費税増税により国民を苦しめることをやめないのか(やめられないのか)、その真理を的確に表現した書籍だ。本書「書いてはいけないこと」は、「ザイム真理教」のおさらいをしたうえで、なぜザイム真理教、公助が失われ新自由主義が日本に定着したのかを、筆者のズバリ、ピンポイント指摘で主張する内容だ。
作者が本当に伝えたかったことは、一番最後の章で取り扱う「日航ジャンボ機墜落事故」であろう。
一見すると、なぜこの事件が今の日本の現状とつながっているのか?ピンと来ないが、読んでみればなるほど頷く。
確かに、事故の起きた1985年以降、日本経済は外圧の元で大きく変化していった。
「その筋は確かにあり得る。」十分にそう思わせてくれる内容だった。
現在、筆者はガン闘病生活を送ってらっしゃる。
これからの日本にまだまだ必要な人材、心から快復を願っている。

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