北関東 まだ冬。


いきなり近況報告といく。

就職先はほぼ決定。

が、しかし、始まるのがまだ先になってしまうので

それまで失業保険というものをいただくか

それとも他に決めてしまうか悩みどころ。

何をするべきなのか

どうあるべきなのか

考え込むと理想ばかりが先走り

妄想の世界に入りこんでしまう。


いかん、いかん。

まじめに考えようと思って軌道修正するも 堂々巡り。

いかん。いかん。


このあり余った時間を妄想だけでなく

有効活用しようと読書に励んでいるわたし。

現実逃避と言われようが

31歳の誕生日を目前に控え、

収入が定まらない自分に多少の焦りを感じようが

乱読、乱読。


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からっぽ男の休暇 / いとうせいこう


帯には最新刊とあるけど 1994年発行本。

さらに赤文字で

「休暇中のからっぽ男のように南の島で読んで下さい。

 あるいは暑い日に!」

とアドバイスが・・・。


本棚に眠っていた本。

いつ買ったのかも、何に惹かれて買ったのかも

全く覚えていない。


私は本を買ったらカバーも付けなければ帯も外す。

読み古したようなお風呂に一緒に連れてっちゃたような

長年一緒に連れ添ったような 草臥れた本が好き。


だからこの本がこんな挑戦的な文字を浮かせた帯を

付けたままなことに笑えた。


わかった、わかった。

読みますよ。


そんな感じ。笑


この本、主人公が南の島でいろいろな童話を

思い出すのだけど

それがちゃんちゃら可笑しいのよ。

正しい記憶じゃないのよ。

クスッ と笑ってしまう。

「これはチルチルとグレーテルの話だ!」とか

三匹のこぶたと七匹のこやぎと赤頭巾ちゃんが

ごちゃ混ぜだったり・・。

これはきっと狼が鍵なのでしょう。彼にとって。

自信満々に自分の記憶を呼び起こす彼が可笑しい。


ま、いざ正しい童話を思い出そうとしても

難しかったけれど。

チルチルとミチルってなんの話っだったけか?



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

こんな感じで 本を読み 

自分の時間のたっぷり加減にまた気づき

驚き、うろたえている。笑


いかん、いかん。