こんにちは。

 

今週は久しぶりにGⅠがないので箸休めの週。ラファドゥラが負けてしょんぼりしてるのはまた別の話。

 

ウマ娘の映画についてグダグダ語りますけれども、5回くらい見たので色々な視点で見ることができました。4DXも初体験する予定でして、とても楽しみです。

 

ずっと前から楽しみにしていたエンタメを楽しみ尽くせることのなんと贅沢な事か。

 

ネタバレ100%のフルスロットルで参ります。

 

 

  弥生賞 1着:フジキセキ

 

おなじみのたずなさんナレと共に流れる映像。

 

 

なんと元ネタあるそうです。気づいた人気持ちよかっただろうなあ。知識があればあるほど楽しめるのは良質なコンテンツに他ならない。ウマ娘初の映画の冒頭を飾るのは映画の起源を思わせるクロノフォログラフィー。

 

サンドイッチを咥えて登場の主人公。トーストじゃないんかいという一ひねり。うしろにKWSKという店もあったりします。

 

ジャンポケ達がターフに向かうまでの間に歴代皐月賞ウマ娘がずらりと並ぶ空間が。タイシンなどは手前にいたので判別しやすかった。ヤエノムテキもトウカイテイオーもいました。私がじっくり見たいのは実名でない皐月賞ウマ娘の勝負服が史実準拠かどうか。ぜひとも一時停止してじっくり見たい。どうやらさかのぼっていくと白黒写真の皐月賞ウマ娘もいるみたいですし。赤と黄色の勝負服の子が誰なのか、今度調べてみます。

 

レース名がバンッと出る演出素晴らしい。単純だけどもカッコいい。

 

 

夜明けのような柔らかな曲、柔らかな雰囲気の中を駆けるフジキセキ。直線で並びかけられ、飲み込まれそうになるところから、もう一伸びして突き放す。観客を楽しませるための演出かのように。

 

「これが強さ!フジキセキの強さ!」

 

2着のホッコーカグラ?はホッカイルソーですね。

 

きらめくプリズムに多面に映るフジ、レース中は力をこめそしてレースが終わったときには涙していたタナベトレーナー。にっこりと笑い優雅にお辞儀をしてみせるフジ。桜のつぼみ。何時間経過しても動けないジャンポケ。セリフはないのにここまで満足感が高いのはなぜなんでしょう。もう泣けてくる。

 

「俺もあんな風に走ってみてえ!」

 

とジャングルポケットがフジキセキを見て言うことに本当に多大な意味がある。何も知らずとも王道アニメの冒頭としては完璧だと思いますが、やはり史実競馬を知ってみるとこのセリフだけで感じ入るものが出てきてしまいます。

 

飛びあがるジャンポケとともに、筆文字で「新時代の扉」とタイトルイン。

 

  オープニング

ニンジンバーガー喰ってるダンツフレーム、隣にはシャカールとミラ子。コーヒー嗜むマンハッタンカフェ、隣にはユキノとあと一人いたのに思い出せない……悔しい。

 

デビュー2戦はハイライトで消化。曇り空と晴れ空の札幌ゴール板を2回見せる演出、レコードタイムをズームする演出もスピード感があってたまりません。映像内で語られないレースであろうと、史実から細かい要素を紐解いていけるのがおもしろいところでして、ジャンポケのデビュー戦はメジロベイリー、タガノテイオー含めた出走馬8頭が全て勝ち上がる伝説のレースになっています。2戦目の札幌3歳ステークスも2着タガノテイオー、3着テイエムオーシャンと錚々たるメンツを打ち破った末のレコードタイム。掛け値なしに凄すぎる。

 

ジャンポケのデビュー勝ちの記事の横には今作のラスボスがチラ見え。「覇王の右に」という記事が見切れながらも確認できました。「覇王の右に出るものは現れるか」みたいな煽り文句かな?時期的には多分レース回顧じゃなくて秋レースの展望記事でしょうし。

 

  ホープフルステークス 1着:アグネスタキオン

阪神競馬場で行われるホープフルステークスが見られるのはウマ娘だけでしょうね。地味にウマ娘の関東GⅠファンファーレが阪神で聞けるのもこの舞台でしかありえない。

 

元ネタはラジオたんぱ杯3歳ステークス。当時の格付けはGⅢです。

 

映画とさほど関係はありませんが、同年の2歳王者決定戦である朝日杯3歳ステークスは当時中山開催で、2週前には既に開催されており、1着はメジロベイリー、2着はタガノテイオー。メジロ最後のGⅠ制覇となったレースです。

 

ペリースチームは勿論クロフネがモデル。ペリーの蒸気船とは素晴らしい偽名です。2戦連続で驚愕のレコードを記録してラジオたんぱ杯では単勝1.4倍の圧倒的1番人気。

 

控室と地下馬道での作画で何となく今作の絵のタッチを理解しました。タキオンに足を触られてぐにゃるジャンポケの作画が非常に好みです。後々のシーンでカフェにビビるダンツフレームの作画とかもそうでしたが、どこか赤塚漫画のようにもPEANUTSのようにも感じます。面白い。

 

下からぐっと身を起こしてジャンポケを見るタキオンのカットが最高にマッドでした。タキオンのキャラデザの最大のポイントは他作品ではまず見られないあの横線入りの目に違いないと思うのですが、その魅力が存分に発揮されていました。

 

タキオンは1戦1勝ながら、上がり33秒台を繰り出して完勝した前走のパフォーマンスと河内の夢を叶えたダービー馬を全兄に持つことから2番人気。2週前にGⅠでワンツーだった馬を倒しているにも関わらずジャングルポケットは3番人気に甘んじました。

 

 

レース中にジョッキーカメラのような視点がありましたね。ラブリアステロイド?=スターリーロマンスの逃げで開幕するレースは先団を並んで追走する外のペリースチームと内のジャングルポケット、少し離れて後方集団を引き連れるのがアグネスタキオン。

 

ジャンポケの仕掛けのタイミングで外から飛来する超光速の粒子。ジャンポケの斜め前に画角を構えてズームアウトで意識の外からタキオンが飛んできた様子を表しているあたりがカッコいい。抜き去られたタキオンのキックバックが頬に泥を飛ばし、目を見開くジャンポケ。

 

熾烈な2着争いを尻目に後ろとの差を広げ続けるアグネスタキオン。必死にペリースチームを交わすも初の敗北を喫して悔しい叫びをあげるジャンポケ。上位3人が従来のレコードを更新した伝説のレースです。

 

  OUTRO

はい、一旦ここで切ります。書いていて面白いんですけど、時間をどこまでも食ってしまう。このままだと今日の睡眠時間は3時間くらいになってしまいます。

 

続きはぼちぼち書きます。できるだけロングランになるであろうことを臨んでいるのですが、せめて劇場公開中に完結できるように続きを書いていきます。なんせ次はあの「ハナ差圧勝」ですからね。

 

それではまた。