こんにちは。

 

なんて楽しみな週末だったことか。映画ウマ娘、そして日本ダービー。文字通り生きがいでした。

 

こんな楽しみな日本ダービーあります?驚愕のレコードを叩き出した無敗皐月賞馬、惜敗の雪辱を晴らさんとする弥生賞ウィナー、史上4頭目の栄光を掴まんとする牝馬、秋に里帰りをもくろむ凱旋門賞馬の弟、呪いを晴らさんとするGⅠ7勝馬の弟、ダービーに一点集中している無敗馬、最後の切符をもぎとった高額馬。

 

GⅠ連対馬ですら最下位人気になるレベルの高さに震えずにはいられません。

 

  東京優駿 展望

 

オークスから続いてオリジナル二つ名紹介です。

 

「日出ずる地」サンライズアース
「長者の宮」レガレイラ
「ロマンチックな映像作家」ジューンテイク
「永久の君府」ビザンチンドリーム
「緻密なタクティシャン」ダノンデサイル
「森の雫」コスモキュランダ
「高揚の響き」ミスタージーティー
「洗練のスタイリスト」アーバンシック
「聖なるモノリス」ダノンエアズロック
「日出ずる島」サンライズジパング
「光陰の交差点」シュガークン
「幸運のおまじない」シックスペンス
「新たなる皇帝」シンエンペラー
「聳え立つ煉瓦塔」ゴンバデカーブース
「冠戴くファッショニスタ」ジャスティンミラノ
「激戦の豪傑」メイショウタバル
「怒髪天仙」ショウナンラプンタ
「鍛冶研磨」エコロヴァルツ

 

ダービーでの騎乗数・管理馬出走についても、JRAさんのサイトを参考にして軽く振り返り。

 

「日出ずる地」サンライズアース
池添謙一騎手:2年ぶり14回目の騎乗、優勝1回

石坂公一調教師:初出走

 

「長者の宮」レガレイラ
クリストフ・ルメール騎手:5年連続9回目の騎乗、優勝1回

木村哲也調教師:延べ6頭出走、優勝なし

 

「ロマンチックな映像作家」ジューンテイク
岩田望来騎手:3年連続3回目の騎乗、優勝なし

武英智調教師:初出走

 

「永久の君府」ビザンチンドリーム
西村淳也騎手:初騎乗

坂口智康調教師:初出走

 

「緻密なタクティシャン」ダノンデサイル
横山典弘騎手:5年連続27回目の騎乗、優勝2回

安田翔伍調教師:初出走

 

「森の雫」コスモキュランダ
ミルコ・デムーロ騎手:10年連続12回目の騎乗、優勝2回

加藤士津八調教師:初出走

 

「高揚の響き」ミスタージーティー
藤岡佑介騎手:2年ぶり8回目の騎乗、優勝なし

矢作芳人調教師:延べ7頭出走、優勝2回

 

「洗練のスタイリスト」アーバンシック
横山武史騎手:4年連続5回目の騎乗、優勝なし

武井亮調教師:延べ1頭出走、優勝なし

 

「聖なるモノリス」ダノンエアズロック
ジョアン・モレイラ騎手:初騎乗

堀宣行調教師:延べ9頭出走、優勝2回

 

「日出ずる島」サンライズジパング
菅原明良騎手:2年ぶり2回目の騎乗、優勝なし

音無秀孝調教師:延べ7頭出走、優勝なし

 

「光陰の交差点」シュガークン
武豊騎手:14年連続35回目の騎乗、優勝6回

清水久詞調教師:延べ2頭出走、優勝なし

 

「幸運のおまじない」シックスペンス
川田将雅騎手:14年連続18回目の騎乗、優勝1回

国枝栄調教師:延べ8頭出走、優勝なし

 

「新たなる皇帝」シンエンペラー
坂井瑠星騎手:2年連続3回目の騎乗、優勝なし

矢作芳人調教師:延べ7頭出走、優勝2回

 

「聳え立つ煉瓦塔」ゴンバデカーブース
松山弘平騎手:5年連続9回目の騎乗、優勝なし

堀宣行調教師:延べ9頭出走、優勝2回

 

「冠戴くファッショニスタ」ジャスティンミラノ
戸崎圭太騎手:2年連続10回目の騎乗、優勝なし

友道康夫調教師:延べ13頭出走、優勝3回

 

「怒髪天仙」ショウナンラプンタ
鮫島克駿騎手:初騎乗

高野友和調教師:延べ2頭出走、優勝なし

 

「鍛冶研磨」エコロヴァルツ

岩田康誠騎手:2年ぶり14回目の騎乗、優勝1回

牧浦充徳調教師:初出走

 

 

映画鑑賞と併せて競馬場にも寄ったので、馬券をしっかり買ってきました。

 

バトルハーデンの単勝とか、葵ステークスの馬券とか、それに飽き足らずぬいぐるみだのキャップだのグラスだのジッポライターだのを買い込みとんでもない出費になりました。欲が抑えられません。

 

馬連の軸に指名したのは「森の雫」コスモキュランダ(ミルコ・デムーロ騎手)。弥生賞1着、皐月賞タイム差なしの2着でどうしてこの人気なのか疑問です。コスモという冠からどこかダービー向きではないような感覚に陥るのかも分かりませんが、血統はビッグレッドファームにしてみれば異質です。弥生賞のときにミルコが神騎乗して勝利したのがめちゃくちゃ嬉しかったので、今回の再タッグは胸熱です。

 

「光陰の交差点」シュガークン(武豊騎手)と「高揚の響き」ミスタージーティー(藤岡佑介騎手)は言わずもがな。青葉賞の呪いを解こうとする15世代ファン垂涎の弟君、そしてあまりに人気薄ながら府中コースがバチハマりする可能性大のGT。人気薄の馬でもみんな一芸があるのが面白くて難しい。それにしても、不作と評されるドゥラ第4世代もなんだかんだオークスとダービーに2頭ずつ送り出していますから、多分上の世代がおかしすぎるだけなんでしょうね。

 

皐月賞はあまりに速いペースすぎて、むしろマイル適性が求められたりしたのではと仮説を立ててみたりすると、ジャスティンミラノ(戸崎圭太騎手)にも少しケチが付けられたりしないかな?キズナは問題ないですが、母父エクシードアンドエクセルに距離延長の印象がまるでない。ダートスプリンターなんだからそりゃそうですけど。皐月賞を1分59秒よりはやいタイムで走破した馬が軒並みダービーで崩れているデータもあるらしく(例外はナリタブライアンとドゥラメンテ)、マイル寄りの皐月賞からスローペースになるであろうダービーへの適応はどうなのか。共同通信杯みたいな競馬が出来れば問題ないんでしょうけど。

 

「幸運のおまじない」シックスペンス(川田将雅騎手)はいかにも最も運の強い馬が勝つレースにはぴったりの馬名です。皐月の末脚が記憶に新しい「洗練のスタイリスト」アーバンシック(横山武史騎手)、京成杯でレース中にボロを出しながら勝利し皐月賞で無念の除外を食らった話題性抜群のダノンデサイル(横山典弘騎手)……

 

このまま全頭語れる勢いですけど、いつまでかかるか分からないのでやめておきます。

 

最後に言及したいのは「長者の宮」レガレイラ(クリストフ・ルメール騎手)。

 

 

上の記事を見てもらえば分かりますが、昨年以降、木村哲也調教師×ルメール騎手が芝2000メートル以上のレースで着外になったのは去年のダービー、スキルヴィングのみ。今回もあの時と同じ1枠2番。

 

馬と人のドラマは複雑に絡み合い、どこまでも広がります。7906分の1を決める、伝統の1戦を余すところなく楽しみましょう。

 

それではまた。