こんにちは。

 

先週はすさまじい嵐が吹き荒れました。本当は個別にGⅠ振り返り記事も出したいのですけれども、今のところは無理そうです。テンハッピーローズ、津村騎手、並びに陣営の皆さまおめでとうございます。

 

プリークネスSでミスティックダンが二冠を取り逃したり、ロッキンジSでインスパイラルがまさかの敗戦を喫したり、海外競馬も面白いレース一杯なんですけど、振り返り記事は6月になりそうです。英ダービーまでには出したいんですけどね。

 

二冠を狙えるのは、

英2000ギニー馬:ノータブルスピーチ

英1000ギニー馬:エルマルカ

仏2000ギニー馬:メトロポリタン

仏1000ギニー馬:ルーイヤ

 

となっております。2月時点で挙げた馬が誰もいねえ。競馬は国内外問わず難しい。

 

さて、今回は言わずもがな、オークスの展望をします。

 

 

  優駿牝馬 展望

 

まあ、せっかくの3歳牝馬頂上決戦なので二つ名もぼちぼち考えました。

 

「夢見る少女」ミアネーロ
「女王の歩み」クイーンズウォーク
「名高き貴婦人」エセルフリーダ
「愛こそすべて」パレハ
「絶句の射光」コガネノソラ
「窓辺の日暮」サンセットビュー
「魔酒の工房」ステレンボッシュ
「竪琴の賛歌」ホーエリート
「紫だちたるわたの原」ラヴァンダ
「才色兼備」アドマイヤベル
「純然たる凪」ヴェントシュティレ
「来光招福」チェルヴィニア
「魅了の魔女」スウィープフィート
「偶像の光背」ライトバック
「成就の青玉」サフィラ
「綾織のバイラオーラ」ショウナンマヌエラ
「希望の挑戦者」タガノエルピーダ
「黒檀の聖槍」ランスオブクイーン
 

こんな感じでいかがでしょう。

 

二冠に挑む桜の女王、「魔酒の工房」ステレンボッシュ(戸崎圭太騎手)が中心にいることは間違いありません。「古戦場の静寂」アスコリピチェーノがNHKマイルカップに参戦、「長者の宮殿」レガレイラが日本ダービーに挑戦したことで、世代牝馬のトップクラスで残っているのはこの子だけ。彼女たちがいないなら負けるわけにはいかないでしょう。二冠に挑む馬というのは牡牝問わず距離適性を疑問視されることがおおいですが、この馬に関してはそんな心配を一つもされないのがすごいなと。まあ、血統見ればエピファ×ルーラー+シーザリオ・ダイナカール牝系・祖母ウインドインハーヘアと欲張りセットすぎて距離がもたないわけがない。負ける要素を探す方が難しい。

 

正直桜花賞組が有利なのは分かっています。でも、私は他に応援している馬が何頭もいる。出馬表が出る前の段階から本命と対抗、それから大穴は決まっています。ぶれることなどない。

 

本命は「夢見る少女」ミアネーロ(津村明秀騎手)。津村騎手の2週連続GⅠ制覇を期待します。ドゥラメンテ産駒は驚異のオークス複勝率6割を記録しているのでそんなに頓智気な予想でもないとは思うのですが。フラワーカップのメンバーレベルは評価できると思います。3着のカンティアーモとか昨日カーネーションカップを勝ちましたし、6着のカニキュルとかフローラS3着だし。前々走の菜の花賞5着は勝ち馬ミラビリスマジックが結構素質馬なのはもちろん、スムーズな競馬が出来なかったことも大きな要素としてあります。中山しか走ってないですが、初の東京コースでも不安は特にないです。走ってみないと分からないとしか。なにより調教が素晴らしいタイムでした。牝馬の調教で最終追いまでしっかり時計を出すことはむしろ珍しいため、狙い通りの調教なのかと疑う向きもあるでしょうが、悪いよりは良い方が何倍もいいです。

 

対抗は「才色兼備」アドマイヤベル(横山武史騎手)。POG指名馬でオークス・ダービーにたどり着けそうなのはこの子とミスタージーティーくらいなので、ドゥラっ子じゃないのに応援の感情が非常に強い。今年は冠名付きの個人馬主が強い印象があります。ベラジオ、テーオー、ジャスティンなどなど。この子もアドマイヤの名を背負っているわけですから、その流れに乗りたいところ。百日草もフリージアもあまりに歯がゆくてもんどりうったことが記憶に新しいですが、フローラSで一発回答。雄大なフォームと綺麗な栗毛の馬体に惚れ惚れとしてしまいました。鼻づらまで覆う流星を綺麗ととらえるか、ノベッとしていると思うかは人により蹴りですが、ベルちゃんの場合は目が綺麗なので二つ名を「才色兼備」とさせていただいております。

 

単穴は「魅了の魔女」スウィープフィート(武豊騎手)。桜花賞組を入れないわけにはいかない、となったときに私がぜひとも注目したいのはこの馬です。「偶像の光背」ライトバックとともに最後方一気を狙うも、すんなりと道が空いたライトバックとは対照的に、そして豊さんにしては珍しく進路をなくして何回も方針転換を図らざるを得ない形となりました。それなのに上り2位での4着はかなり偉い。しっかり後方に控えることが出来る分、府中での勝ち方なんて体に染みついているであろう競馬界の伝説がどこで仕掛けるのか興味があります。祖母スイープトウショウはオークス2着。グランマの雪辱を晴らす機会でもあります。チューリップ賞勝ち馬が桜花賞で負けてオークスで好走するパターンもシンハライトソウルスターリング、最近だとナミュールなど、結構あります。

 

連下に外すわけにはいかない「魔酒の工房」ステレンボッシュ(戸崎圭太騎手)。戸崎騎手はダービーで「世界都市のファッショニスタ」ジャスティンミラノも二冠を狙うとなると、戸崎騎手が二週連続で二冠達成という青写真すら描けるのがなかなかえぐい。でも、アスコリピチェーノ・レガレイラで一冠目に挑んだ北村宏司騎手がどちらも取り逃してしまったことを考えると、競馬はそんなに簡単ではない…と思いたい。それから2歳戦でのパフォーマンスの再現に期待して「希望の挑戦者」タガノエルピーダ(ミルコ・デムーロ騎手)、ダービー2着である兄サリオスの距離適性に関する疑問を蒸し返してしまうかもしれない「成就の青玉」サフィラ(松山弘平騎手)。

 

大穴に「窓辺の日暮」サンセットビュー(三浦皇成騎手)としておきます。

 

 

楽しみが止まりません。森永聡さんがリアルにダビスタやってるラヴァンダ、オークス2着のビュアブリーゼを母に持つヴェントシュティレなど、下位人気の馬にも一芸あります。先週の流れが続いているとすれば……?とか思ってみたり。

 

それではまた。