こんにちは。
出来るだけ恒例にしたい競馬クイズ↓
Q. 今年の弥生賞はレコード決着となり、去年までのレースレコードである1分59秒9を記録したマカヒキに再び注目が集まりましたが、弥生賞におけるマカヒキの鞍上は次の4人の内誰でしょう?(難易度:★★☆☆☆)
1.ミルコ・デムーロ
2.クリストフ・ルメール
3.川田将雅
4.内田博幸
今回は弥生賞振り返りと賞金ボーダーの再確認です。それではいってみましょう。
弥生賞ほか 振り返り
まさかまさかのコスモキュランダ、ミルコ・デムーロ騎手!タイムはレースレコードをコンマ1秒更新する、1分59秒8!
ここでミルコスペシャルが炸裂するとは。去年はかわいそうなほど不運が続いていたミルコに、やっといい風が吹いてきました。不運が…といいつつ重賞しっかり勝ってるんですけどね。
ミルコのインタビューはいつも嬉しさがあふれ出てきていて、見ているこちらがニコニコしてしまいます。イタリア系関西人と形容される日本語の巧さは言わずもがな。
感覚でペースを読み切り、捲りを敢行する大胆さ。ミルコで捲りと言えば2018年の大阪杯、スワ―ヴリチャードで勝利した際の「ミルコ・デムーロ、神騎乗!」(吉原アナの実況)が思い出されるわけで、あの頃の良いフォームが戻ってきているように思ってしまう勝利でした。
アルアイン産駒も重賞初制覇。シャフリヤールが引退できなかった所以はこういうところにもあるんでしょうね。ディープ系種牡馬大渋滞の中で初年度が結果をだしたのは吉報以外の何物でもない。思えばドゥラメンテも弥生賞が産駒の重賞初制覇だったなあ……。今のアルアインの種牡馬評価を考えると、当時はどんな期待度だったか推して知るべしといったところですが、もはや失敗の烙印を押されかけていたことなど忘れるほどに大活躍し、リーディングサイアーに輝いてしまうんですから、本当に何が起こるか分からない。
ということで、固い決着を予想したのですが大外れ。シンエンペラーは2戦連続2着で戴冠式はクラシックまでお預けです。優先出走権枠を一つ潰したことで賞金ボーダーあたりの子に希望をもたらしていたりするのですが、これはまた後述。
シリウスコルトも全くのノーマーク。とはいえ前残りの馬場だったのは間違いないため、GⅠの舞台で勝負するにはさらなるレベルアップが必要でしょう。今年の弥生賞は逃げ馬を見つけるのが非常に難しく(それこそシュバルツクーゲルかな?と思っていましたが)、結論「お前かい!」という逃げになってましたし。三浦騎手もペースが速くならないことと馬場傾向を見越しての好騎乗と言っていいでしょう。
優先出走権を獲得した3頭には現時点での二つ名を考えておきましょう。「新たな皇帝」シンエンペラーは段々シルコレっぽくなってネタに思えてきました。強いのは間違いないなのでこのままにしておきますが。コスモキュランダは「森の雫」、シリウスコルトは「武装狼」とかでどうでしょう。変えるかもしれませんが。
弥生賞以外のトピックとしては、前記事であれだけ力説したサーマルソアリングが負けてしまったり、その総武ステークスをレイチェル・キング騎手が鮮やかな騎乗で制し短期免許最終日も大暴れしていたり、ステラヴェローチェが大阪城ステークスで大復活したり。次走大阪杯を予定しているそうで、非常に楽しみです。
ドゥラっ子は日曜に3頭が勝利。3歳馬キーチパルフェが初勝利、パープルクラウドが2勝目、そして驚きは13番人気ながら最後方から3~4角で仕掛けて全馬をぶち抜いたヒドゥンキングの2勝目。道中ホントにhiddenしていて名は体を表すといったところ。しかも単勝万馬券だったという……
賞金ボーダー確認
現時点で別路線と考えられる子は表から外しています。漏れがあるかもですが悪しからず。
【皐月賞ボーダー】
弥生賞1着:コスモキュランダ
弥生賞2着:シンエンペラー
弥生賞3着:シリウスコルト
スプリングS 1着:
スプリングS 2着:
スプリングS 3着:
若葉S 1着:
若葉S 2着:
6600:ジャンタルマンタル→皐月賞?
3900:レガレイラ→皐月賞
2450:ジャスティンミラノ→皐月賞
2450:ダノンデサイル→皐月賞
2450:ビザンチンドリーム→皐月賞
2400:エコロヴァルツ→皐月賞
2090:サンライズジパング→皐月賞
2000:ゴンバデカーブース→蹄にトラブル、調整中
1700:アーバンシック→未定
1600:サンライズアース→皐月賞
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1200:ウォーターリヒト→スプリングS
1200:ダノンエアズロック→未定
1150:シュバルツクーゲル→未定
1000:シリウスコルト→未定
1000:パワーホール→若葉ステークス
賞金上位のシンエンペラー(3400万)が優先出走枠をつぶしてくれたおかげでサンライズアースがほぼ安泰に。クラシック登録のないノーブルロジャー(2450万)が追加登録+賞金上位馬が全て出走という状況が起きない限りは直行でOKとなりました。
賞金上位馬の中で皐月賞出走が判然としないのは3頭。ジャンタルマンタルはNHKマイルカップとの兼ね合いを考えているのか、次走を明言せず。ゴンバデカーブースは米三冠に登録したりと最初から来るのかどうか疑問でしたが、ここにきて蹄にトラブル発生。アーバンシックも情報が全くありません。
【桜花賞ボーダー】
チューリップ賞1着:スウィープフィート
チューリップ賞2着:セキトバイースト
チューリップ賞3着:ハワイアンティアレ
フィリーズレビュー1着:
フィリーズレビュー2着:
フィリーズレビュー3着:
アネモネS 1着:
アネモネS 2着:
5250:アスコリピチェーノ→桜花賞
2900:コラソンビート→フィリーズレビュー
2300:イフェイオン→桜花賞
2300:クイーンズウォーク→桜花賞
2200:ステレンボッシュ→桜花賞
2000:カルチャーデイ→フィリーズレビュー
2000:チェルヴィニア→桜花賞
1650:マスクオールウィン→桜花賞
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1600:ドナベティ→フィリーズレビュー
1600:ライトバック→桜花賞
1600:ワイドラトゥール→未定
ーーー
1200:ルシフェル→毎日杯(→オークス)
1150:アルセナール→前走の消耗あり、未定
1000:エトヴプレ→フィリーズレビュー
1000:コスモディナー→フラワーカップ
1000:サフィラ→放牧中
チューリップ賞に出走したワイドラトゥールは13着で出走権確保ならず。しかしながら賞金上位にはフィリーズレビュー出走を決めている馬が3頭(コラソンビート、カルチャーデイ、ドナベティ)いるので、いずれかが3着以内に入ればボーダーが下がり出走が可能になります。何回でも言いますが、ルシフェルのローテはかなり謎です。桜花賞とオークスにのみクラシック登録をしているので、毎日杯を使うのであればその次はオークスということしか考えられない。
OUTRO
クイズの答えをば。
正解は2番のクリストフ・ルメール騎手でした。
皐月賞では、ルメール騎手が3戦3勝のきさらぎ賞勝者サトノダイヤモンドに騎乗するため、川田騎手に乗り替わり。その後川田騎手は悲願のダービー初制覇を成し遂げることとなります。
ミルコ騎手は新馬戦、内田博幸騎手は4歳秋の3戦に騎乗。ルメール騎手は若駒S・弥生賞のほかに、3歳秋のフランス遠征および5歳時の札幌記念の鞍上も務めています。
その他、ライアン・ムーア騎手、武豊騎手、岩田康誠騎手、ライル・ヒューイットソン騎手、藤岡康太騎手、岩田望来騎手と、その長いキャリアに違わぬ鞍上の遍歴です。個人的にはダービーを制した川田騎手と京都大賞典を制した康太騎手のイメージが強いです。
各トライアル後に賞金ボーダーが更新できそうであれば、ちょくちょくしていきます。土曜にはいつものように今週の競馬をざっと見しますが、その前に何かしら投稿できればいいな。ウマ娘のドゥラシナリオの話とかしたいんですが、記事一つで終わる気がしないのが何とも。
それではまた。