こんにちは。

 

今週の土曜には桜花賞トライアルのチューリップ賞が、日曜には皐月賞トライアルの弥生賞が行われます。なにぶん、私はトライアルレースというのが大好きでして、この時期になってようやく3歳馬のレースを見返したりしています。

 

古風な番組体系のために、調教での負荷を大きくできる昨今では本番に直行という選択肢がむしろ主流になりつつありますが、本番が盛り上がるのはトライアル戦あればこそ。そういう意味で、今年のフェブラリーステークスが個人的に残念でならなかったのはトップホースの不在ではなく、東海S&根岸Sの勝者が不在だったことに他なりません。

 

弥生賞って「ディープインパクト記念」って言わなきゃいけないんですかね?シンザンとかトキノミノルとかセントライトとかダイオライトとかは喜んで受け入れるのに、なんかこれだけ微妙な気分になるのはなぜでしょう。これがたとえ「日経賞シンボリルドルフ記念」だったとしても「阪神大賞典ナリタブライアン記念」だったとしても「神戸新聞杯オルフェーヴル記念」だったとしても同じことを言っていたかもしれない。(シービーさんに合いそうな競走がなかった……)それを考えると語感の問題な気がします。「レース名+馬名+記念」というのはどうにも余計なものが付け足された感じがいたしまして、それならばいっそ「弥生賞」を完全に公式名称から外すべきだったかもしれない。ただ、そうした場合、公式名称は「ディープインパクト記念」だけど競馬ファンはいつまでも「弥生賞」と呼ぶ符牒みたいな(それこそXとTwitterみたいな)競走になっていたため妙案とはとても言い難い。

 

まあ、慣れの問題なんでしょうけどね。1年後には全く同じことをぶつぶついってそう。このブログでは個人的な趣向と視覚的な簡潔さを踏まえて「弥生賞」で表記を統一しておきます。

 

さて、今回は賞金ボーダーを見てみる会です。牡馬クラシック・牝馬クラシックと分類していますが、あくまでnetkeibaさんだのその他ネット情報を継ぎ接ぎしつつ路線を分けていますので、参考程度にお楽しみください。それでは見てみましょう。

 

  牡馬クラシック

※はマイル・スプリンターなど別路線

 

6600:ジャンタルマンタル→皐月賞?

3900:レガレイラ→皐月賞

3400:シンエンペラー→弥生賞

2450:ジャスティンミラノ→皐月賞

2450:ダノンデサイル→皐月賞

※2450:ノーブルロジャー→毎日杯(クラシック登録なし)

2450:ビザンチンドリーム→皐月賞

2400:エコロヴァルツ→皐月賞

※2350:ロジリオン→ファルコンステークス

※2300:シュトラウス→ファルコンステークス

2090:サンライズジパング→皐月賞

2000:ゴンバデカーブース→未定、米三冠に登録有

2000:セットアップ→未定、サウジから帰国

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※2000:アスクワンタイム→未定、スプリント路線?

※2000:ゼルトザーム→未定

1700:アーバンシック→未定

1600:サンライズアース→皐月賞

※1600:キャプテンシー→ニュージーランドトロフィー

1200:ウォーターリヒト→スプリングS

1200:ダノンエアズロック→弥生賞

※1200:エコロブルーム→ニュージーランドトロフィー

1150:シュバルツクーゲル→弥生賞

※1150:エンヤラヴフェイス→ファルコンステークス

1000:シリウスコルト→弥生賞

1000:パワーホール→若葉ステークス

1000:プレリュードシチー→療養中

※1000:オーキッドロマンス→ファルコンステークス

※1000:クリスアーサー→ファルコンステークス?

※1000:ミルテンベルク→ファルコンステークス?

 

牡馬クラシックと表記しましたが、牡馬じゃないのが1頭いますね。トライアルによる優先出走権は弥生が3、スプリングが3、若葉が2で計8頭に与えられます。そのため収得賞金ボーダーで気にすべきは上位10傑。ノーブルロジャーにクラシック登録がないこと、賞金9位のゴンバデカーブース、10位のセットアップの路線が定まっていないことを考えると、12位のサンライズアースまでがとりあえずの安全圏です。とはいえノーブルロジャーゴンバデカーブースセットアップのうち誰か1頭が皐月賞出走を決めたり、短距離路線に行くはずのロジリオン、シュトラウス、アスクワンタイム、ゼルトザーム、キャプテンシーのうち誰かの気がいきなり変わると、シンエンペラーが弥生賞で3着までに入らない限りサンライズアースに出走の保証がなくなります。13位ウォーターリヒト以下は自力での出走権獲得のためにトライアル参戦です。

 

  牝馬クラシック

※はスプリントなど別路線

 

5250:アスコリピチェーノ→桜花賞

2900:コラソンビート→フィリーズレビュー

※2800:ナナオ→葵ステークス

2300:イフェイオン→桜花賞

2300:クイーンズウォーク→桜花賞

2200:ステレンボッシュ→桜花賞

2000:カルチャーデイ→フィリーズレビュー

2000:チェルヴィニア→桜花賞

1650:マスクオールウィン→桜花賞

1600:ドナベティ→フィリーズレビュー

1600:ライトバック→桜花賞

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1600:ワイドラトゥール→チューリップ賞

1200:ルシフェル→毎日杯(→オークス)

1150:アルセナール→前走の消耗あり、未定

1000:エトヴプレ→フィリーズレビュー

1000:クイックバイオ→骨折

1000:コスモディナー→フラワーカップ

1000:サフィラ→放牧中

 

なんで今年はフィリーズレビューがこんなに大人気なんでしょう。優先出走権はチューリップが3、フィリーズレビューが3、アネモネが2の合計8頭。牡馬クラシックと同じく賞金順で見るべきは上位10頭です。現状、ナナオはスプリント路線へとかじを切ったため10位ライトバックまでの出走はほぼ確定。コラソンビート、カルチャーデイ、ドナベティのうちフィリーズレビューの上位3頭に何頭入るかによって11位ワイドラトゥール以下の運命は決まります。驚きなのが12位ルシフェルの毎日杯→オークスローテ。フラワーカップでなく、牡馬混合戦をこの時期に経験させておくという判断なのでしょうか。下手したらオークス出走できないですけど。上位勢の趨勢によって出走可能になった場合、桜花賞に進路変更する可能性はどの程度あるんでしょう?

 

 

OUTRO

 

3歳ドゥラっ子は今のところオープン戦の勝ちすらない状態です(こんなこと言っておいて誰か忘れていたら自分が許せなくなりそう)が、牝馬ラヴスコールがアネモネから桜花賞出走、牡馬ミスタージーティーが若葉から皐月賞出走を目指しています。また、ニシノティアモマルコタージュはフラワーカップ出走予定。ストーンズが故障で弥生賞回避なのがかなり痛い……。

 

明日は今更サウジフェスティバルを振り返るか、3周年を迎えたウマ娘の話か、もしくは名実況列伝を一本投稿出来たらいいなと思っています。出来たらいいなと思っているだけなので書くかは分かりません。香港GⅠ振り返りはとりあえず今月のクイーンズシルバージュビリーカップが終わってからにします。

 

それではまた。