こんにちは。

 

11月25日から30日までの4泊5日で敢行された関東遠征についての旅レポです。

 

旅行って怖いですね。お金どんどん飛んでいきました。食べ物とかグッズとかに関しては観光地ならではの価格付けもあったんでしょうけど。

 

でも、それに見合う満足感があったので、いい経験でした。今月からしばらくは節約生活です。馬券もろくに買えやしない(元々そんなに買ってない)。

 

旅程はかなり濃密だったので何回かに分けてお伝えしていくのですが、今回は到着からジャパンカップ遠征までをお送りします。

 

新幹線で品川駅につくまで、横の座席で飲み会を開催されてしまい、世知辛い話が耳に入ってきました。都会は怖いなあというどこかピンボケしたクソデカ主語な偏見を抱きつつ、品川着。関東在住の競馬仲間と合流し、もつ焼きを食らいつつ競馬談義という競馬ファンのお手本のようなムーヴをかまし、そのままネカフェに直行。ネカフェすら人生で初めてだったのですが、耳栓とアイマスクのおかげで比較的快適に睡眠をとり、1日目を終えました。

 

2日目は新宿駅で友人と待ち合わせだったのですが、睡眠不足の友人により2時間の延長が宣言され、冷たい雨の中私は若干途方に暮れる事態となりました。厚着に感謝しつつ、コメダで2時間粘り、友人と合流。せっかくの旅なのでチェーン店にはあまり入らないようにと思っていたのですが、結局安心安全なコメダ珈琲店にはかないませんでした。

 

 

モーニングの小倉あんおいしかったです。何年ぶりに注文したか記憶がない。料理の写真を撮る習慣がなかったのですが、今回はできるだけ写真に残そうと努めました。食べかけの写真で申し訳ないですが。

 

京王線に乗り府中競馬場正門前駅へ。

 

東京競馬場はとにかく大きかった。大箱と字面ではわかっていましたが、スケール感が段違い。石造りのような装飾が施されていて、重厚な歴史を感じるような作りにもなっていましたし、人間ってのは凄いものを作るんだなあ、と感慨にふけりました。

 

そして直線が長いのなんの。初見でゴール板どこやねんとなりました。そりゃまあ、小倉と比べたら200メートルくらい違うわけですから、そうもなります。

 

 

内馬場入れるのもGood。ビジョンこんなに近くで見れたのももちろん初めてです。コース内で売店がたくさん立ち並んでいて、もう何度目か分かりませんが、競馬場という箱の大きさを認識します。障害コースとダートコース挟むので芝コースまでは少し遠くなってしまいますが、テレビで見た画角を自分で体験できるのは非常に新鮮でした。右から左に馬が走ってくるので、私にとっては小倉や京都で慣れた構図。でもお目当てのジャパンカップはスタンドから見ることにしました。指定席なんかもちろん取れなかったので、場所取り大変だろうな、と思いながら。

 

 

お昼ごはんや馬券購入などで大分バタバタしましたが、8Rか9Rのあたりでいい場所を確保できました。レース前に斜め前に背の高いおじさんが割り込んできましたが、競馬場ではままあること。このくらいで気分を乱しているようじゃ楽しめない、と自分を言い聞かせます。立ち見でめちゃくちゃ快適に観戦できたことなんてただの一度もないですし。

 

まあ、見てもらえばわかりますがすごい人だかりです。これで8万人台というのだから、19万入ったナカノコールのダービーってどんなものか想像もつきません。

 

いよいよ本馬場入場。

 

 

のっけからリバティアイランド、イクイノックス、タイトルホルダーが登場。「え、ちょっと待って、ちょっと待って!心の準備が……」みたいな状態になった人は私一人ではないはず。間髪入れずに3頭ドドドッと来たので歓声も波打っていました。あまりの豪華さに笑い声が聞こえたり、面白い空間でした。

 

むしろ、少し間をおいて登場してくれたドウデュースやスターズオンアースに向けられる歓声の方が大きかったかもしれません。スターズオンアースの写真はばっちり撮れましたし。

 

でも、何よりもうれしかったのが、タイトルホルダーが目の前を返し馬でかけていってくれたこと。天皇賞の時は返し馬を他と逆回りで行い、レースでも1周目しかスタンド前を通過してくれていないので、生で目にする機会があまりなかった。今回は存分にその馬体を目に焼き付けることが出来ました。なので残念ながら写真はあまりないのです。

 

 

ビジョンでの姿はしっかりとりましたが。いやあ、かっこいいなあ。

 

 

スタンド前からのスタートも初体験。ゲートのちょうど前で観戦できた人は、それはそれで感動ものだっただろうなあ。

 

残念ながらレース中の写真は無いのですが、撮っていたとしても私の貧弱なスマホカメラでは粗い画質になるのが関の山。クサい言い方ですが、こればっかりは一瞬たりとも見逃すものかと目に焼き付けておりました。

 

レースは語彙力を失うくらいにすごかったです。パンサラッサの大逃げに沸く8万人のパワーは、これから先これ以上の雰囲気を感じることなどできないだろうと思うくらいに圧巻でした。

 

ゴール後は歓声というよりは感嘆の想いを込めた拍手が多かった印象です。

 

 

ゴール後もしばらく残り、口取り式までしっかり見ました。めっちゃ寒かった。名馬の風格が離れていても伝わってくるイクイノックスは、これが引退レースとなりました。

 

 

しばらくはあまりの現実感のなさと高揚しきった気分によって、ふらふらと競馬場内をさまよう事態に。競馬博物館まで行くのが存外大変で、競馬場の広さを改めて痛感しました。到着した時には閉館15分前とかで、めちゃくちゃスピード感持って白毛に関する特別展を見たりしました。いようと思えば3時間居られるところだったので、少し残念でしたが。

 

帰途につく際、駅でカードケースを落としたりして最後までてんやわんやでしたが、なんとか生還することができました。

 

きっと50年後になっても自慢できるような経験をできたのだろうな、と改めてレースのすごさを噛み締めていますが、いまだに悔しい。ドゥラ3強でも止められなかったイクイノックスは、やはり強かった。

 

全盛期のタイトルホルダーと阪神で当たったらどうか、スターズが挫折なく順調にきていたらどうか、リバティが古馬になってから完成するとして、その時にまた勝負したらどうか、そうした議論を友人に吹っかけたりして悔しさを紛らわしました。できればイクイノックスには5歳まで走ってほしかったですが……仕方がない。そのIFを楽しむのも競馬の楽しみ方の一つです。

 

これを初日に持ってきてしまった関東旅行でしたが、そのあとも良い旅を楽しめました。等々力と国立でサッカー見たり、江ノ電乗って鎌倉と江の島観光したり、根岸の競馬博物館行ったり。気が向いたら2日目以降も書きますが、旅行記の投稿が2か月遅れになってしまうくらいですから、あまり期待はできなそうです。

 

今週はシングレ感想、名実況列伝、雑記ひとつ投稿する予定ですが、これまたあまり期待はできない。なるたけ頑張ります。

 

それではまた。