こんにちは。

 

7、8月の海外競馬を取り扱うヘビーな回が続いていたので少し箸休め。カタカナの暗号みたいなのばかり書いている気がしたので、もう少しライトな駄弁りをしてみます。

 

というわけで、今更ながら、漫画ウマ娘シンデレラグレイの感想をダラダラ書きます。とりあえず今回は1話だけ。2話以降続くかは分かりません。続くとしてもどういう頻度になるかも分かりません。いつも通りの見切り発車です。

 

最初に私自身がどのようにシングレを読んでいるかをざっと振り返っておきます。

 

・史実は履修済みです。知らないことがあればすぐに調べていますし、ネタバレも全く気にしていません。

・単行本は最新刊を毎回予約しています。現在は1巻から11巻まで紙媒体でコンプリートしています。

・本誌連載の方はヤンジャンアプリにて読んでいます。

 

まあしっかり追っていますね。漫画遍歴としてはジャイキリと日常、CITYくらいしかない私にしてはどっぷりとハマっています。

 

前説はこの辺にして感想本編といきましょう。

 

!注意!

ネタバレを含みます。扱う巻の範囲のみならず、その先の展開、本誌連載分や史実までネタバレが及ぶ恐れもあります。単行本のみでシングレを追いたい方や、史実の知識を入れないで漫画を楽しんでいる方はブラウザバックを推奨します。

 

読みながら思いついたことをかなりダラダラ書いていますが、ご了承ください。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

表紙・裏表紙・カバー裏

はい。せっかく追うからには細部まで追いたいのが私の性なのです。このペースでやっていて終わるんでしょうか。

 

表紙絵・裏表紙絵は堂々主人公。久住先生のオグリはアプリ・アニメ版とは違う趣があっていいですよね。素人目には、目が若干大きく、目幅が狭いように感じます。より顔の迫力があるような。裏表紙に付されているのはカサマツレース場のターフビジョンでしょうか。映し出されているのは作中に登場した日本ダービーですね。

 

袖絵はオグリ母の後ろ姿とキタハラ。見送る側と迎える側の対比でしょうか。カバー裏はオグリとベルノの設定画。シングレはほとんどカバー裏に設定画を書いてくれています。オグリの珍しいポニテ姿が見られるのはシングレのカサマツ編だけ。かっこいいオグリとかわいいベルノを眺めたところでいよいよ内容へと触れていきます。

 

第1R 『ここにいる』

まずはおなじみの前口上。完全にCV: 藤井ゆきよです。めでたく洗脳済みですね。白い稲妻、三強の顔見せとともにタイトル提示。世界規模でも屈指の「シンデレラ」ストーリーをたどった一頭の芦毛(グレイ)。いやはや、良いタイトルですね。

 

スタートは1987年日本ダービー。以前からミスターシービー大好きな私としては、ウマ娘のシービー成分を摂取できるのが長い間ほとんどここしかなかった。「まだ最後までわからない。これは日本ダービーだ」がコンテンツ通しておそらく初台詞でした。そりゃまあ、アンタのダービーも大概ですからね。

 

レースではルナスワロー(サニースワロー)、ゴールドシチー、メリービューティー(メリーナイス)が登場です。サニー冠のOKが取れればサニーブライアンが実装できるのですが……。改めてみると87世代もドラマのある馬が多いですね。87菊花賞の名実況列伝をすかさず貼っておきます。3頭とも出ていますし。

 

 

四白流星六バ身。少ししか出ませんけど、メリービューティーさんのキャラデザ大好きです。顔も流星も良い。なにより勝負服が完全にクリスマス。”Merry”ですからね。よくみるとゴールドシチーの勝負服は原案準拠でなくアプリ準拠。このころにはもうデザインが確定していたんですね。しかしまあ、四白流星vs尾花栗毛とはド派手もド派手。決着もド派手。

 

そんな派手な世界から一転、岐阜県羽島郡カサマツレース場。さびれた地方の雰囲気がリアルです。北原トレと柴崎トレが登場しました。

 

カサマツトレセン学園はなんか地方の高校感ある。連絡通路とか非常階段とか打ちっぱなしコンクリとか。

 

ベルノライト登場。元ネタ要素の一つは同期の競走馬ツインビーと言われていますが、髪飾りが二つのB。なるほどです。

 

主人公登場・初台詞。

「間に合ったホッ」「うん遅刻だよ」

いきなり天然全開ですねえ。まあ1話だから強烈なキャラで惹きつける必要性がありますし。

 

世界観を深化させる「ローカルシリーズ」の紹介。ウマ娘コンテンツにおいて地方競馬の存在に言及したのはこれが初めてだったように感じます。全国15か所は現実準拠。かつてはウマ娘世界にも高崎や宇都宮レース場があったのでしょうか。

 

カサマツとサガだけカタカナ……

 

「中央は…?」「あー…うんあるよ。あるけどまぁ…君たちは気にしなくていいです」

 

さらっとデビュー前の子たちに残酷なこと言ってますけれども。レベルが違うのはそりゃそうだけど。

 

場面変わって食堂。怪物の本領発揮です。

 

「私なんてコロッケ2つも取っちゃっ…」

「( Φ ω₍ Φ )モグモグ」

「ダメ!在庫が足りない!」

「誰よ!食べ放題とか決めたの!」

 

お見事です。そのコロッケどう積まれてんの。

 

「おかわり」

バァァン!(本日終了)

「何故だ…」

 

いやはや、お見事です。

 

場面変わっていじめっ子三人組。

 

「今夜は物置部屋で寝てくれる?」

(個室を賜ってしまった)(すごい!なんて贅沢!天国かここは!?)(友達はみんないい娘達ばかりだ!)

 

このメンタリティー見習いたい。見習おうと思ってマネできるものでもなさそうですが。

 

そしてオグリ母、ホワイトナルビー(仮)登場。妹できたりしないかな……(もしかして:オグリローマン)

 

朝に突撃をしかけるミニーザレディ。いたずらのために早起きできる愉快な子です。個人的には嫌な奴の靴に10円玉を入れようとしたところが好きですね。脱臭されるな。

 

壁に貼られたトレーニング表はなんと4時スタート。遅くても3時半くらいに起きているのでしょうか。こんな理想に極振りした鬼スケジュールをこなすローカルのウマ娘がどこにいるねん。

 

オグリにとってはキタハラとの初邂逅。オグリがストレッチしていることから多分6時以降なんでしょうけど、キタハラも大概早起きですね。

 

オグリの幼名ハツラツもゲート体験前にさらっと登場。オグリのイメージするトレーナーはOSARE☆なんですね。

 

まだキャラが明かされないフジマサマーチ、タイム50秒8。デビュー前のダート800メートルのタイムとしては上々です。

 

この先はボイスコミックが印象的です。

 

 

今までのギャグ調から一転、レースシーンのスピード感、躍動感、シリアス顔が最高にカッコいい。走る姿だけで何かを感じさせる圧倒的なスター性。

 

「いるじゃねえか…ここに…!!」

 

スターが生まれるはずのないカサマツから生まれ出た伝説。「自分と重ね合わせて応援したくなるような」というセリフはまさにオグリキャップが応援された理由そのものです。この辺りの史実要素をはっきりと言語化してくれるのもウマ娘の良いところ。

 

ルディレモーノの「何なんだよ…ッ、コイツ!!?」。古印体での表記が「怪物」感を演出していますね。一緒に走る方からしてみればたまったもんじゃない。

 

髪紐をするりとほどいてのぶちぬき一枚絵。

 

「オグリキャップ」

 

え、映像で見たい……アニメ化いつまでも待ってます。

 

キャップを「頂点」ととるのもなるほどといった感じ。あまりない視点でした。そして北原穣という名前。モデルはネットでいわれている限りだと、小栗孝一オーナー+安藤勝己騎手+鷲見昌勇調教師+武豊騎手。穣≒豊ねえ、確かに。

 

ユタカさんをどれくらい分身させればいいんでしょうか。夢の11レースとかになるとしょっちゅう分身させられてますが。

 

「俺と一緒に天下を取らないか!?」

 

青年雑誌の漫画としては完璧な1話ですね。ごちそうさまでした。

 

実は当初、1巻単位で感想を語ろうとしていたのですが、1話でこの有様です。「今回はライトに」とかほざいていましたが、どういうことでしょうか。とりあえずこの辺で一段落にしておきましょう。

 

2話以降の感想がいつ書かれるかは全くの不明ですが、これで終わるのもどうかと思うので、いつか書こうと思います。お楽しみに。

 

それではまた。