こんにちは。

 

キングジョージ以降休眠状態にありました海外競馬情報まとめですが、ぼちぼちと再開していこうと思います。

 

さぼっていた分ストックされているレース数が多いので、情報の密度は薄めになります。ニッチ度が下がりますがご了承ください。

 

今回取り上げるのは注目度がおそろしく低いアメリカの芝路線。リハビリがてらなのでビッグレースは次回に取っておきます。記事の最後には先週の国内競馬(主に札幌記念)の振り返りもつけておきますので、お楽しみください。

 

アメリカ芝三冠路線

ダートが主流のアメリカにおいて、芝レースの価値はそこまで高くありません。

 

裏付ける要素としては、アメリカ芝レースの最高峰、BCターフの成績です。過去10年で、欧州産欧州調教馬が8勝。米国産米国調教馬が2勝です。

 

勝利したアメリカ馬2頭はブリックスアンドモルタルとメインシークエンス。前者は日本で種牡馬入りし、テラメリタをはじめ初年度産駒が今年から走っていますね。後者はアメリカ産馬ながら調教は欧州でつけられ、英ダービーでは後の二冠馬キャメロットの2着にきています。米国移籍後に芝GⅠ4連勝と無双。米国調教馬の芝馬の層の薄さがうかがい知れます。

 

日本馬が本気を出せばBCターフ制覇はたやすいと思われますが、賞金面でも輸送面でもあまり魅力がないのが残念なところ。だからこそシャフリヤールには期待していたのですが……さすがに間に合わないですよね。

 

そんな感じなので、当たり前ですが2019年に創設された芝三冠路線も注目などされません。三冠体系もGⅠ、GⅠ、GⅢで構成されています。そもそも通称が”Tarf Trinity”なので「芝三冠」というよりは「三つの芝レースからなるシリーズ」くらいの印象。距離からして本家のアメリカ三冠を意識しているのは間違いないので、別に「芝三冠」が間違っているわけではありませんが。

 

ぶっちゃけウイポでしか意識したことないです。

 

さて、第1冠は7月9日に行われたGⅠベルモントダービー(ベルモントパークT2000)。

 

Belmont Derby Invitational Stakes... ウイポだと「ベルモントダービー招待」って表記されてましたね。

 

トピックは英ダービー5着馬ザフォクシーズの参戦でしたが差し脚届かずの2着。勝利したのは最終コーナーで経済コースを完璧に走り切った現地の雄ファーブリッジ(ホセ・オルティス騎手)。

 

続いて第2戦は8月5日に行われたGⅠサラトガダービー(サラトガT1900)。

 

注目はファーブリッジの二冠チャレンジでしたが、道中スムーズでなく、持ち出してからの伸びを欠き完敗の3着。勝利したのはイギリス産アメリカ調教馬プログラムトレーディング(フラヴィアン・プラ騎手)。コンスティトゥーション産駒の2着馬ウェブスリンガーを相手に脅威の差し返しでアタマ差の勝利を手にしました。

 

そんなところです。多分調べたら色々面白いことがあるのかも分かりませんが、如何せん情報量が少なすぎて調べるのが一苦労でして。

 

三冠目のジョッキークラブダービー(ベルモントパークT2400)は9月中旬開催です。多分2冠をかけた2頭がぶつかるんでしょうね。

 

血統だけざっとみると、ファーブリッジはBCターフ勝ち馬のイングリッシュチャンネル産駒。父系はスマスト→ミスプロ。母父系はキトゥンズジョイ→エルプラド→サドラー。母母父エーピーインディ、母母母父ストームキャットと隙がないアメリカ馬です。

 

もう一頭、プログラムトレーディングはイギリス生産なだけあって、フランス馬ロペデヴェガ産駒。父系はシャマルダル→ジャイアンツコーズウェイ→ストームキャット。母父系はオアシスドリーム→グリーンデザート→ダンジグ。母母父はレインボウクエスト。三代母父はサドラーです。ミスプロがここまで薄いのにアメリカで走るのは珍しいような気もします。

 

書こうと思えばつらつらと量は書けますね。良かった。次回は欧州競馬をあつかいますのでもう少しテンションを上げて書こうと思います。

 

国内競馬振り返り

相も変わらず回顧が遅い。もう次週の最終追切に競馬界が注目する中、おそるおそる先週のことを掘り返してみます。ここ数日の間に届いた競馬ニュースも少し触りましょうか。

 

まずはGⅡ札幌記念(札幌2000)。

 

国分兄弟の逃げ合いから始まったレースでしたね。

 

プログノーシス鞍上、川田騎手の肝の据わった捲り。そしてトップナイフ鞍上、和生騎手の勝機を見出すための進路取り。どちらも私は予想するうえで、「今回の舞台では厳しいな」と感じていた馬でした。川田騎手は出遅れて最後方一気しかないと思われた馬を向こう正面から押した。和生騎手は強力な同型馬に吞まれてもおかしくない若駒に対し軽斤量という強みを最大限に生かす選択をした。こちらの想像を遥かに超える素晴らしい騎乗とそれに応える馬の能力。「いいものを見られたな」とそれが第一感でしたし、今もそう思います。

 

奮わなかったのはGⅠ馬。ジャックドールが沈んだなんて、今でも信じられません。ペースが問題だったとは思えないのですが……。大外を回す形になったのが厳しかったのかどうか。マリリンも不甲斐ない結果。そもそもが札幌記念を2年連続で使うこと自体、難しいものなのかもしれません。毎回GⅠ級のメンバーが揃うとなると、去年に好走していることはあまりプラス要素にならないのかもしれません。どのファクターが正解なのかは分かりませんし、色々な複合要素があるんでしょうけれども。

 

残念なのはシャフリヤールの病気。喉頭蓋エントラップメントという単語はウマ娘シーキングザパールの育成にて学びました。手術するとなると、クラブ馬の5歳引退までに間に合うのでしょうか?引退時期を延ばすのかな?

 

とりあえずBCターフへの挑戦は白紙が濃厚でしょう。本当に残念。しっかり治してください。

 

しかしながら、武史君は21クラシック世代の2頭の辛いレースを鞍上として経験するなかなかない経験をしましたね。和生もタイトルホルダーで辛い経験をしましたから、5歳世代は苦難の時が続いています。オールカマーで吹き飛ばしてくれ。

 

GⅢ北九州記念(小倉1200)はジャスパークローネ、団野騎手の見事な逃げ切り。もうなんか、モズメイメイより好スタート切った時点で面白かったのですが、57キロもなんのその、重賞連勝でサマースプリントシリーズの主役となりました。団野騎手って逃げ馬残すのうまいですよね。

 

ママコチャも流石の末脚。ロンドンプランも復帰戦いきなりの重賞でしたがよく頑張りました。これからに期待ですね。

 

最後にドゥラっ子語りを少し。

 

土曜の札幌5R、2歳新馬(芝1500)では牝馬ラヴスコールが直線進路取りに手間取りながら、切れ味鋭く勝利。武史騎手が典弘騎手を差し切った形でなんかニヤニヤしてしまいました。母父系見てみると超レアなインテント系でひっくり返りました。ダノンベルーガと同じような要素がありますね。母母父系もダルシャーン→シャーリーハイツ→ミルリーフなので、本当にどこから持ってきたのか分からない牝馬ですね。

 

土曜新潟11R、3勝クラスの日本海ステークス(芝2200)では3歳牡馬ドゥレッツァがめでたく4連勝でオープン入り。5戦4勝の成績が大器を予感させます。ドゥラ牝馬でよく見られる、惚れ惚れするような末脚を強烈な決め手として持っています。母父ヘイロー系ですし、絶対菊花賞は向くと思います。直行で問題ないと思いますが、もしかしたら今年の菊花賞は賞金ラインが高い恐れもあります。そこは時の運ですね。まあ前哨戦使うなら使うで全力応援です。

 

まさに今日、ドゥラドーレスが軽度の屈腱炎を発症したとのニュースが飛び込んできました。彼も鋭い末脚を武器に5戦3勝で菊花賞へと挑みましたが、空前絶後のレース展開に巻き込まれ4着に完敗。経歴が非常に似ている先輩の無念を晴らしてほしい。ドーレスも復帰は目指せるそうで、良かったです。

 

次週はPOGの2番手がいよいよ出陣です。それについても書けたらいつか書きます。

 

あと、ウマ娘2.5周年おめでとうございます。アニメ3期のPVも公開されましたね。

 

 

リアルスティール(仮)とクラリティスカイ(仮)は確認できました。「もう少し外を見せてくれえええええ!」といった感じ。皐月賞を描くのが確定しているなら、期待していいんですかね?ブリュスクマンはもう勘弁してください。

 

サウンズオブアース登場は嬉しい。現役を見たことある馬がいてくれると思い入れもひとしおというものです。これを機に彼の戦績を振り返ってみたのですが、いやはや凄まじい。まさに「最強の2勝馬」だし、そりゃハナミズキが好きになりますわな。ヴァイオリンが弾けるのは母の名からですね。兄弟の名前も綺麗でした。

 

たった数シーンだけで色々発想が飛ばせるのが、相変わらず面白い。

 

えーでも、ドゥラ&リアステは欲しい。絶対欲しい。4強揃ってほしい。9月のライブか、それとも放送までカメオか、いずれにせよ発表のタイミングは気になります。吉田照哉の許可が取れているなら、社台ファームの許可が取れたなら、そりゃ期待せずにはいられないでしょう。次男勝己の一族だけNGとかそんなのある?

 

教えてトプロ。

 

貯石してましたが80連で来てくれました。すいません、育成シナリオじっくり読みたい余りに最近未育成の子を溜めに溜め続けています。早めにやります。

 

それではまた。