こんにちは。

 

セール中のパワプロ2022を買おうか悩んでおります。パワプロは今まで買ったことがないのですが、にじ甲のせいで購買意欲が刺激されてしまっております。西武の源田選手のプレー集とかも見てみたんですけどすごかった。野球の知識はもう少しつけたいと常々思っておりますが、それ以上に競馬を追い続けるのが結構大変。私の場合はなまじ海外競馬にまで手を出しているからよくない。

 

そんなこんなで今回は海外競馬の話題のみ。

 

GⅠアイルランドオークス(カラ2400) 展望

8頭立てのアイルランド牝馬三冠第2ラウンド。愛1000ギニーの覇者タヒーラはマイル戦線に専念し二冠は狙わず。

 

圧倒的1番人気は英オークス(エプソム2410)2着馬、ガリレオ産駒セーヴザラストダンス(ライアン・ムーア騎手)。英オークス1着ソウルシスターは牡馬挑戦の道を歩んだので雪辱戦にはならず、そんなライバルは牡馬の高い壁に阻まれパリ大賞にて3着に敗れました。英オークスのレベルが低かったといわれないためにも落とせない一戦です。なんたって馬名が「最後のダンスは私とお願い」ですから、ライバルとの対決の機会はいずれ来るでしょうし。

 

まあでも、この馬が1番人気ということは他の馬に目立った有力馬がいないということの裏返しでもあります。

 

対抗できそうな2番人気は3連勝中のガリレオ産駒ウォームハート(シーミー・ヘファーナン騎手)。前走はアスコット開催3日目に行われたGⅡリブルスデールステークス(アスコット2400)を2馬身半差で快勝し、万全の態勢で初のGⅠ舞台に挑みます。リブルスデール→愛オークスのローテは去年のマジカルラグーンの連勝コースでもありますから、期待はできるでしょう。地元馬の意地を見せたいところ。

 

3番人気のキャメロット産駒ブルーストッキング(コリン・キーン騎手)はウォームハートに連敗していますし、着差から見ても逆転は難しいように感じます。それよりは5番人気のサクソンウォリアー産駒ルミエールロック(ディラン・ブラウン・マクモナグル騎手)の方がいい気がするんですけど、いかんせん人気がない。前走はウォームハートブルーストッキングの間の2着なのに。ディープインパクトのサイアーラインでアイルランド3歳路線を荒らしまくってくれ。

 

GⅠハスケルステークス(モンマスパーク1800) 展望

8頭立ての3歳限定のダート戦です。”Midsummer Derby”(「真夏のダービー」)と呼ばれるGⅠトラヴァーズステークス(サラトガ2012)の前哨戦で、三冠を通ってきた有力馬も、三冠に出られなかった有力馬も一堂に会します。

 

まずご紹介するのはケンタッキーダービー馬、グッドマジック産駒メイジ(ハビエル・カステリャーノ騎手)。二冠を狙ったプリークネスステークス(ピムリコ1900)は3着に敗れ、ベルモントステークスは回避。9ハロン~10ハロンに狙いを定めて、フロリダダービーで軽くあしらわれたフォルテや二冠を阻まれたナショナルトレジャーへのリベンジマッチとなるであろうトラヴァーズステークスに向け良いプレップレースとしたいところです。

 

三冠路線から参戦の有力馬もう一頭はタピット産駒タピットトライス(ルイス・サエス騎手)。ケンタッキーダービーに向けた東の前哨戦であるGⅠブルーグラスステークス(キーンランド1800)を勝利したことから本番は2番人気に支持されました。しかしながらケンタッキーダービー7着、ベルモントステークス3着と敗戦。三冠路線で募った悔しさを夏にぶつけます。

 

これら三冠でおなじみの馬を抑えている現在の1番人気(変わるかもしれませんが)は、アンクルモー産駒アラビアンナイト(ジョン・ヴェラスケス騎手)。新馬戦は7馬身半差圧勝、1月のGⅢを5馬身半差圧勝(この時の2着レッドルートワンはプリークネス4着)。この時点では三冠の本命候補でしたが、それなのに三冠レースには1回も出走がありませんでした。それは馬の事情ではなく人の事情によるものでした。

 

というのも、この馬を管理するボブ・バファート調教師が管理馬からの禁止薬物検出問題にて90日間のライセンス停止処分となっていたからなのです。これにより、2021年のケンタッキーダービー1着入線のメディーナスピリットが今になって失格に。繰り上がり優勝となったのはマンダルーン。しかし管理調教師は「何の感慨もない」とバッサリ。そりゃそうだ。

 

そんな「幻の三冠馬」……と言われるかどうかはこれからの活躍によるとして、可哀そうな運命をたどる素質馬が半年ぶりに出陣です。

 

あとは、前哨戦GⅢペガサスステークス(モンマスパーク1700)にて驚異の伸び脚をみせクビ差差し切りを決めたキャンディライド産駒サルートザスターズ(ジョエル・ロサリオ騎手)あたりにも期待です。

 

ウイポだと御世話になるアメリカ芝路線のGⅠユナイテッドネーションズステークス(モンマスパーク芝2200)はあまり注目度高くないのでスキップで。マンノウォーステークスで初GⅠ取った9歳馬のピュアプライズ産駒レッドナイト、あとは名前的に気になるアーティーシラー産駒ヤマトあたりを注目としておきましょう。

 

あとあと、欧州の名ステイヤー、GⅠ2勝馬サブジェクティヴィストが引退となりました。3歳秋にロワイヤルオーク賞、4歳にドバイゴールドカップ、アスコットゴールドカップと重賞3連勝。ストラディバリウスに引導を渡し、次代の長距離王になると思われた隆盛のさなか、両前足を故障。引退もささやかれました。

 

しかしそこから1年半かけて執念のカムバック。すでに6歳となっていましたが中東遠征も敢行し、上半期で3つの長距離重賞を走り切りました。復活の勝利は上げられなかったものの、引退レースとなった今年のアスコットゴールドカップ(アスコット3990)では最内を進行しながら最終直線で先頭に。馬場の真ん中を伸びた新星クラージュモナミと遅れてきた同期コルトレーンには交わされましたが、3着を死守しきった見事なレースでした。

 

ステイヤー路線の衰退が叫ばれて久しい中、奇跡を起こそうと奮闘し続けた馬と陣営に気持ちが入った観客も少なくなかったはずです。その思いを継いで、長距離路線も注目されてくれると嬉しいな。とりあえずは各国セントレジャーのメンツをどうにかしないと。

 

国内競馬については土日分を合わせて語りたいと思いますので、また後日。その時に合わせて今日展望した海外レースも振り返りましょう。なんかだいぶ長くなりそうですけれども。

 

とりあえずは今日のドゥラっ子が先週とは打って変わって調子いいのでホクホクです。バトルハーデンとアイザックバローズおめでとう!

 

それではまた。