こんにちは。こんばんは。閉吐です。
 お久しぶりな今回は【お知らせ】ということです。

 ずっと母親との記憶を書いていこうと思って、いろいろ思い出してはまだ文字にできずに、結局、ブログ自体ほぼ放置してしまう形になっていました。
 自分の中で考えて、このブログは
『きらいになりたいあの人、好きになりたい人たち。』
というものに変えていくことにしました。

 どういうこと? と思われると思うので、軽く説明しますと、私、閉吐は、未だに「あの人」こと、母のことを嫌いにはなれません。一生なれる気がしません。それと同時に、申し訳無いし本人たちには言えないし、言わないと誓っていますが、今の家族である「夫」や、特に「子供たち」を好きになれない時があるのです。
 それは私にとって、生きる意味を見失うくらい、自分の中の最低な感情で、だからこそ封印して来ました。
 今回、それと、向かい合っていきたいと思ったのです。

 息子一人、娘三人。そして変化してきてくれた夫。
 私を支えて愛してくれる、かけがえのない人たち。

 それが時々、私を死に追い込むんです。

 優しさが、愛しさが、慈しみが、プラスの感情が私を溺れさせてしまう。ここから逃げてしまいたいと何度思ったか分かりません。その度、この人たちに罪がないと言い聞かせて、歯を食い縛って、耐えてきました。
 ひとりで。

 当然の報いだと思っていたからです。
 でも、もしかしたら、同じような気持ちを抱えて、隠して、子供や配偶者の人たちと、逃げ腰で向き合っているような人たちも、もしかしたらいるのではないか。
 そんな思いから、私は言葉を紡ぐことにしました。

 毒親育ちの話は今、沢山あります。共感している人も沢山います。
 じゃあ、その次の世代。毒親育ちでも頑張って、毒の連鎖をさせないよう、苦しみながら生き抜いている人たちに向けて、何か、言葉をかけていけたら。
 そんな気持ちです。

 最低な母親だと罵られるかもしれない。
 ちゃんと考えて子供作れよって詰られるかもしれない。
 最悪な夫じゃん、なんでまだ離婚もしないの、と尋ねられるかもしれない。

 でも、今私が選んでる道だから。
 それが幸せに必ず繋がるかは分からないけれど。
 でも、その時の私が選べる、精一杯の選択を、ずっとしてきた結果が、今、なんです。

 虐待サバイバー(自覚はあったけど対処法は知らなかった私)と、虐待サバイバー(自覚すらなかった夫)が結婚して、生まれてきた子供たち。
 一度は離れて暮らした、辛い経験をさせた子供たち。

 彼等を幸せにする、「生きててよかった」「産んでくれてよかった」と言って貰えるような努力を、死ぬ気でやる。それが、今の私が生きる理由だから。

 それでも時々、「この人たちを好きになれない」という、小さな小さな棘が、私を締め付ける。
 そういう毒になってしまうかもしれない心の内を、書くことで向き合っていきたい。
 そして、それを毒に育て上げず、彼等には渡さずにいようという決心をここに書きました。

 不定期なブログにはなります。
 突然辞めるかもしれない。

 でも、限界だ、と思うまでは続けていきたいと思います。ここまで読んでくれてありがとうございました。
 閉吐 憂でした。