「食べるプラスティック」の正体
プラスティック食べたことある?
と聞かれたら、びっくりしませんか?

プラスティックは合成樹脂で出来ており、
自然界にもともと存在しません。
マーガリンやショートニングに入っている
トランス脂肪酸もそれと同じように、
自然界に存在しないものなので、
『 食べるプラスティック 』 とも呼ばれています。
トランス脂肪酸って一体何なのかと言うと・・・
もともとは植物性の油等の液体状の物を、
マーガリンやお菓子によく入っているショートニングなどに
加工する時に出来てしまうもののことです。
これは液体のものをむりやり固形化する際に
どうしても生まれてしまうもので、
体には悪影響を及ぼします。
以前インターネットのユーザーが3年間放置した
マクドナルドとKFCのフライドポテトが
腐らなかったという写真をアップして有名になった、
あの油に入ってるのがトランス脂肪酸です。

ある一定量を摂取すると悪玉コレステロールを増加させて
心疾患のリスクを高める事が分かってから、トランス脂肪酸を
含む製品の使用を規制する動きが世界中で起こっています。
世界中で規制がかかっているショートニングが入った日本の食べ物
ショートニングと書かれているものの中にも
トランス脂肪酸はたくさん含まれています。
アイスクリーム、菓子パン、チョコレート、
スナック菓子、コーヒーフレッシュ、植物性油脂、
バター、インスタント食品など・・・
多くの食品にトランス脂肪酸の入ったショートニングが使われています。
なぜこのようなものが使われるのでしょうか?
カリっと、サクっとした食感を簡単に表現できるから。
これがその理由です。
食品メーカーにとっては安価で魅力的な添加物なんです。
それに光や紫外線や空気や細菌に触れても変化しないので、
カビが生えず、虫やネズミも寄ってきません。
だから、画像をアップされたようなショートニング
たっぷりのフライドポテトは腐らないんですね。
植物性だから体に良さそうという理由でマーガリンを選んでいる、
またはバターの方が体に良いはずと考える方もいるでしょうが、
どちらもかなりの量のトランス脂肪酸が含まれます。
ショートニングと表示されているものは、100グラム中に
トランス脂肪酸が15%ほど含まれています。
マーガリンなら10%ほどです。
しかも困ったことにこのトランス脂肪酸は
体内に入ると固まる性質を持っており、
血管の内部に付着してしまいます。
心臓血管系には大打撃です。
脳にいくと脳血栓ですよね。
このような有害成分は
脳の中にもたくさん吸収されていくので、
子供の異常行動からメタボリックまで、
全ての生活習慣病に大きく影響する事になります。
選ぶべきお菓子はこれ!安全なものをお子さんに。
これを知ってしまったら「子供のおやつは手作りで」
とお考えになるでしょうが、これもなかなか大変ですよね。
頑張って作ってあげて、それでもやっぱり忙しい時に
市販のお菓子に頼るとしたら、海外輸入のものを選ぶのがいいでしょう。
基本的に外国産のクッキーやウェハースやサブレ等は
マーガリン、ショートニングが使われていないのが普通です。
危険なそれらを使うことを、規制している国がほとんどだからです。
ここでも、日本の規制の甘さがわかります。
お子さんにはぜひ安全なおやつを選んであげて下さいね。
こちらのページも今回の内容の参考になるかと思います。
ご参考にどうぞ。
【農林水産省】
http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/trans_fat/t_wakaru/