第二回台湾茶セミナーの日程と会場が決定しましたので本日より募集を開始します

※満席となりましたので只今キャンセル待ちにて承ります

 

日時:2026年2月14日 (土曜日)
1部 10:30 ~ 12:30 
2部 14:00 ~ 16:00

 

場所:アートギャラリー チェリー成城

        東京都世田谷区成城6丁目17-7-1F

        小田急線 成城学園前駅北口 徒歩3分

参加費:7000円

 

募集定員:各回10名予定 ※予約は先着順

 

連絡先:TeaBridge2012@gmail.com

※お名前と1部か2部の参加をお伝えください

 

【セミナー内容】

①萎凋時における攪拌の重要性について

烏龍茶の萎凋工程で行う“攪拌”または“揺青”の頻度によって生まれる差を同日同茶園同工場の梨山高山茶のサンプルで飲み比べます。この比較は近年問題になってきている攪拌回数の減少が品質に与える影響について体験してもらうものです。台湾茶らしい香味の核心は萎凋工程が重要なポイントになるだけに体で覚えておきたい飲み比べです

 

②有機質肥料と化学肥料の問題について

誤解のないように初めに言うと、単純に化学肥料を否定するという内容ではありません。これは栽培コスト問題や化学肥料との正しい向き合い方に関する問題提起と飲み比べです。サンプルは杉林渓高山茶を使用します。肥料による味わいの違いを2種類のサンプルから感じて頂く内容です

 

③同日同茶園同工場の早朝ロットと昼ロットの比較

早朝ロットは水分率が最も高く、日が昇るにつれて原葉の水分率は下がっていきます。完成品となった時に水分率による香味の違いはハッキリあります。一般的に時間帯でロット分けし別々の商品として販売するケースはないので早朝と昼の味わいを比較すること自体レア体験です。これはゴールデンタイムと呼ばれる10~14時の最も品質が上がる昼ロットと露水臭と呼ばれる早朝ロットを飲んで体験する企画。サンプルは阿里山の金萱茶を使います

 

 

上記3つの課題について2時間かけて合計7種類のサンプルを使用して紐解く体験型セミナーになります

 

いずれも特殊かつ正確なサンプルを集めるという時点で毎回こういう内容のセミナーが出来る訳でないので手前味噌ですがかなり面白い体験ができる内容かと思います

 

上記のように言葉にすると内容的にも少しマニアックでディープですが、実際に飲んで体感することが結局一番の近道です

 

また前回の反省を活かし、定員数を絞ることでよりゆったり且つ緊密に対話が出来る形にしました

 

皆様が日々台湾茶を飲んでいて疑問に感じていることがこのセミナーによって氷解する一助となり、いつもより深く台湾茶を楽しめるきっかけになれれば幸いです

 

ちなみにクイズ形式でどっちがどっちを当ててもらうみたいなことはしませんので安心してご参加下さい💦

 

前回の様子 各回6名×島3つ(18名)でした

今回は各回5名×島2つ(10名)の席にする予定です

 

セミナー参加者には特典もご用意しておりますので是非よろしくお願い致します

今週末の大大阪お茶会のイベント告知になります

開催日時  1/24(土) 13:00~17:00
             1/25(日) 10:00~17:00

 

会場   OMM 2F 大阪市中央区大手前1-7-31

 

入場料   1000円 ※マイカップをご持参ください

 

事前予約制のセミナーは満員御礼ありがとうございます

 

大大阪お茶会も年々知られるようになり、参加者の人数もお茶イベントとしては全国屈指の規模となってきましたね

 

激混みという訳でもなくわりとマイペースに試飲と会話が出来る雰囲気があるので是非足を運んで頂ければと思っております

 

イベント限定のお得なセットなども用意していますので是非よろしくお願い致します

 

 

あと最後に、、

 

第二回の東京セミナー開催しようか検討中です

 

バレンタインデーあたりになるかもしれません

 

決まり次第追って告知します

冬茶の分析レポートです

10月中旬から11月中旬と約1か月近くにわたる滞在となりました

 

先に結論を言うと、今季の台湾中南部の冬茶は大幅な減収です

 

減収となった要因について順を追って説明します

 

まず6~8月の三か月間はほぼ毎日のように雨が降り続きました

 

特に7月は雨量が多く根にダメージを与えるほどでした(阿里山7月降水量1580ミリ。ちなみに名古屋の年間平均降水量とほぼ同じ)

 

またこの期間実に3度の台風が上陸したことも影響があったことでしょう

 

そして9月中旬に入ると今度はピタリと雨が降らなくなり、冬茶の生育期に欲しい時は水不足という極端な気候に

 

今年に限らずですが近年台湾の気候はこのような極端な気候がもはや常態化していると言っても過言ではありません

 

大雨により肥料が流亡してしまい土壌は栄養不足、茶樹は長雨の影響で根が傷み吸収力ダウンと栄養面でのダブルパンチ

 

これが冬茶が減収した主な要因です

栄養不足から芽数が少なく伸びが悪く収量が下がっている茶園の写真

 

ただし何度もこういった気候を経験しているのでそれに対する回答はいくつか頭に浮かんでいました

 

水捌けのいい茶園、スプリンクラーなどの設備もしくは湿度のある環境、深めの土壌、日頃から茶園管理がしっかりしている、大雨から比較的逃れられているエリアなど

写真の茶園のように不作と呼ばれている環境でもいい育ち、いいお茶というのは存在します

 

ただ全体から見た時にその量は劇的に少なく買う側も必死になるので仕入れとしてはかなり大変です

 

そんな中でもいつも安定して高品質なお茶を供給してくれる茶農家の方々に本当に救われています

 

自力はとても大切ですが正しい意味で他力本願はもっと大切だと気付かされる今日この頃です

 

 

さて、それでは最後に仕入れた冬の新茶を紹介して締めくくりたいと思います

 

今回は冬らしい香りととりわけ甘みのあるお茶たちが多いです

※商品名とパッケージ写真からAmazonのリンクに飛びます

 

 

梨山華崗高冷茶

  • 産地:梨山華崗
  • 製茶時期:2025年10月中旬(冬茶)
  • 品種:青心烏龍
  • 発酵度:中発酵
  • 焙煎なし

一般的な梨山とは違ったスペシャルな梨山茶の登場です。それは製法、特に発酵の高さに秘密さがあります。普通梨山茶と言えば軽発酵の緑の茶が大半を占めますが、日光萎凋と攪拌で存分に梨山本来の山頭氣を引き出し果実を思わせる甘みと高貴な花香を生み出しています。冬の梨山らしい甘みが口中にずっと広がります。これぞ極上の冬の梨山茶です

 

 

泰崗高山茶 花蜜香

  • 産地:新竹県尖石郷泰崗
  • 製茶時期:2025年9月下旬(冬茶)
  • 品種:青心烏龍
  • 発酵度:軽-中発酵
  • 焙煎なし
新竹に高山茶!?という今注目の尖石郷泰崗エリアから初登場。標高は特に高い茶園を選び1900Mを誇ります。特徴はなんといってもウンカによる蜜香。更に花香も加わり、口に含んだ瞬間に優雅な花蜜香が広がります。心地良い透明感のある優しい甘みが余韻として続きます。高山茶としては珍しいウンカの噛んだスペシャル茶です
 
 
  • 産地:仁愛郷紅香
  • 製茶時期:2025年10月下旬(冬茶)
  • 品種:水仙
  • 発酵度:高発酵
  • 焙煎なし
中国ではメジャー品種の水仙ですが台湾ではまず滅多にお目にかかることのないレア品種。有機農法で管理している為、生産量も少なく特に貴重です。冬の寒気を利用し水仙の持つしっとりとした甘さと香りを存分に引き出しています。他の品種では表現できない特有の上質な香気は紅茶になっても健在で唯一無二を感じる絶品。最初の1、2煎は紅茶、3煎目からは烏龍茶血統を感じるところも更に面白いです
 
 
  • 産地:阿里山大窯
  • 製茶時期:2025年10月下旬(冬茶)
  • 品種:金萱
  • 発酵度:軽-中発酵
  • 焙煎なし
冬の金萱らしいしっとりとした甘さ、それに加えて阿里山の標高が作り出す爽やかさがこの黄金バランスの香味を創り出しています。前半の煎で感じる金萱の品種由来のハッキリとした甘いミルク香、そして煎を重ねる度に開いていく阿里山の良質な味わいが下支えとなりとても高い完成度を誇っています。金萱らしい金萱が好きな方にも満足して頂けるThe金萱です
 
 
  • 産地:鹿谷郷
  • 製茶時期:2025年4月中旬(春茶)
  • 品種:青心烏龍
  • 発酵度:中発酵
  • 焙煎度:重焙煎
  • 焙煎方法:電気焙煎
凍頂烏龍茶ならではのまったりとしたコクと発酵と焙煎で生まれた甘く香ばしい香りが特徴。凍頂茶区の中でも特に良質な土壌から生まれる甘みはこれぞ王道の伝統凍頂烏龍茶。良い烏龍茶としての見本のようなコクと奥行きのある味わいはいつまでも愛される凍頂烏龍茶たる所以です。特に三煎目以降茶葉が開いていく味わいに熟れた果実香を感じます
 
 
  • 産地:松柏嶺
  • 製茶時期:2025年4月上旬(春茶)
  • 品種:四季春
  • 発酵度:軽中発酵
  • 焙煎度:重焙煎
  • 焙煎方法:電気焙煎
高品質な四季春を原料として3回の焙煎(約30時間)で熟香タイプに仕上げました。一般的な四季春に比べ発酵度も高く焙煎との相性の良い茶葉を使用。香りに甘みある四季春は焙煎を上手にかけるとプリンのカラメルのような甘香ばしさが生まれます。表面の香りだけでなく良質な茶園管理のおかげで味わいにも良質なコクを感じます。焙煎の香ばしさだけでなく華やかさもある高コスパの銘茶
 
 
  • 産地:梨山吊橋頭
  • 製茶時期:2024年10月下旬(冬茶)
  • 品種:青心烏龍
  • 発酵度:軽-中発酵
  • 焙煎度:重焙煎
  • 焙煎方法:龍眼炭焙煎
2024年冬に販売した梨山吊橋頭高冷茶を一部台湾に残し春に炭焙煎で仕上げました。梨山らしい滋味のある非常に良質なお茶だったので、この梨山を炭焙煎したらどういう変化を見せてくれるのか、という個人的な探求心と好奇心で生まれた茶です。ハイグレードな焙煎香を持ち、煎を重ねるごとに梨山由来の良質な原料の味わいがあとから湧き出てきます
 
 
 
寒い季節は発酵度が高めのお茶、焙煎が入っているものなどが特に美味しく感じる季節です
 
冬茶を仕入れる際には日本の寒い気候に合った香味を持つものを意識して選ぶようにしています
 
今回も普段では中々見られない特別なお茶たちを仕入れることが出来ました
 
美味しい台湾茶でクリスマス、それからお正月を迎えるのはいかがでしょうか
 
少し早いですが今年も一年ありがとうございました!