現役遺品整理士が遺品整理の相場を徹底解説! | 遺品整理アスエルのブログ

    現役遺品整理士が遺品整理の相場を徹底解説!

     

    遺品整理の相場
    遺品整理とは文字通り、亡くなった方の遺品を整理することです。
    人生において多くの人は遺品整理の経験は少ないものです。「何から始めてよいか分からない」「物が多すぎて大変」など困っている方も多いでしょう。
     

    そんな時に頼りになるのが遺品整理を専門で行っている遺品整理業者です。

     

    しかし遺品整理について詳しく知らなかったために、思わぬ高額な費用を請求されたり業者とトラブルになってしまうケースもあります。業者に依頼する前に、遺品整理業者を選ぶときの遺品整理の相場やポイントなどを知っておくことで、不必要なトラブルを避けることができます。現役遺品整理士が遺品整理の相場についてお伝えしていこうと思います。

     

     

    目次

    遺品整理の料金相場

    遺品整理料金の算出方法

    相場料金よりも安すぎる遺品整理業者には要注意

    適正な相場料金の遺品整理業者を選ぶには

    「現役遺品整理士が遺品整理の相場を徹底解説!」まとめ
     

     

    遺品整理の料金相場

     

    遺品整理の見積もり基本的に遺品整理の料金の相場は、処分品の量と人件費で変わってきます。部屋の間取りが広ければ広いほど遺品が多くなり、遺品整理の作業が増えるためです。また、遺品の内容が生ゴミだったり、汚物だったりすると費用が割高になっていきます。遺品整理の料金の相場は以下の通りです。
     

     1R・1K1~2名35,000円~80,000円
    1DK2~3名50,000円~120,000円
    1LDK・2DK2~4名 70,000円~250,000円
    2LDK・3DK3~6名     90,000円~300,000円
    3LDK・4DK4~8名160,000円~500,000円
    4LDK以上4~10名210,000円~700,000円
     

    遺品整理料金の算出方法

     

    遺品整理の見積もり相場 
    上に挙げた遺品整理の料金相場は、作業料や人件費、資材費、車両費、運搬費、廃棄物処理費、などが含まれた基本の料金相場です。しかし、同じ間取りの広さであっても料金のふり幅が「70,000円~250,000円」などと非常に大きいのが不思議ですよね?それは、下記のような様々な要因が、遺品整理の相場に反映されるからです。
     

     

    遺品整理の料金相場–変動要因1 <遺品の量>


     

    同じ間取りの広さだとしても、遺品の量が極端に多いお宅には、廃棄処分にかかる処分費用や車両を増やしたり大きいトラックが必要になるので、料金相場が高くなります

    逆に、遺品の量が少ない場合には、処分費が少なくなるので、料金相場が安くなることもあります。

    この処分費用が遺品整理の料金の大部分を占める要因です。

     

     

    遺品整理の料金相場–変動要因2 <人件費>


     

    遺品の量が多い場合は分別・梱包、搬出に時間が掛かるので人員を増やします。当然ですがその分人件費が掛かるので、料金の相場が高くなります。

    遺品の量が少ない場合でも、依頼者が急いでいるなどの都合がある場合は人を増やして時間を短縮するので、人件費が増え料金の相場が高くなります。

     

     

    遺品整理の料金相場–変動要因3 <作業日程>


     

    先程も触れましたが、今日、明日など、すぐに遺品整理の作業をお願いしたいというような緊急の依頼の場合には、基本の料金相場よりも高くなる傾向にあります。また、通常2、3日は掛かる一軒家などの遺品整理を短期間で終わらせて欲しいというような依頼の場合も、料金相場より高額になることがあります。急ぎの作業では、人員やトラックを多く駆り出す必要があるためです。なので、早めに依頼することで、低い相場料金ですむこともあるので、遺品整理の予定日程は余裕をもって見積もりの依頼を行ったほうが良いでしょう。
     

     

    遺品整理の料金相場–変動要因4 <現場の状況>


     

    建物の状況や周辺の環境も遺品整理の相場料金に影響します。同じ部屋の広さでも、搬出経路の確保が容易か、エレベーターはあるか、などの建物の状況。業者によればエレベーターがない場合は部屋の階数でも変動します。また、道路の広さやトラックなどの車両を停めるスペースはあるか(無い場合はコインパーキング代や、小さいトラックでピストン運転などの手間が掛かる)など周辺の環境で、料金相場は変わり、追加の料金が発生する場合があります。
     

    そのような理由から、一軒家よりもマンション、団地、アパートなどの集合住宅の方が、料金相場が割高になる傾向があります

     

    遺品整理の作業員

     

     

    遺品整理の料金相場–変動要因5 <オプションサービス>


     

    多くの遺品整理業者は遺品を整理するだけでなく、害虫駆除や消臭サービス、エアコンの取り外しなど様々なオプションサービスを用意しています。それらを利用することで相場料金よりも高くなりますが、遺品整理にまつわる作業をいろいろな業者に頼むことなく、一つの業者だけで終わらせることができ、結果としてトータルの費用が安くなるので利用することをおすすめします

     

     

    遺品整理の料金相場–変動要因6 <遺品供養・魂抜き、お性根抜き・お焚き上げ>


     

    遺品整理では、そのまま捨てるには気が引ける物が出てくることが少なくありません。故人が愛用していた物や写真、手紙、お人形などはゴミとして処分しにくいものです。そのような場合には、遺品整理業者が責任を持って預かり、合同供養などを行ってくれる業者もありますまた、要望があれば、僧侶の訪問なども手配してくれますが、お布施・お車代を渡す必要があるので合同供養に比べ利用金相場は高くなります。
    仏壇の処分が必要な場合も、魂抜き、お性根抜き・お焚き上げなども手配してくれます。

     

     

    遺品整理の料金相場–変動要因7 <特殊清掃・ゴミ屋敷>


     

    孤独死などで亡くなってからの発見が遅れてしまったというケースも多くあります。そのような場合、部屋は血液・体液などで汚れ、死臭が漂い、ウジ、ハエなど害虫被害がひどいことが多く、遺品整理をする前に特殊清掃が必要です特殊清掃は専用の薬品を使って汚れを落とし、悪臭を専門機材で完全に消臭します。これは遺品整理の作業とは別の作業となるため、費用の相場が高額になりますまた部屋全体に物が溢れかえったゴミ屋敷などだと生ゴミや汚物、ゴキブリなどの害虫が出てくることがあります。そうなると処分に手間がかかるため、通常の相場よりも高額になってきます。
     

     

    遺品整理の料金相場–変動要因8<ハウスクリーニング・リフォーム>


     

    ほとんどの遺品整理業者は、遺品整理が終わると簡単な掃除をしてくれます、業者によってダスキンに代表される徹底的なハウスクリーニングまで行うサービスを展開していますが、別途料金になり料金の相場が高くなります。また、長年住んだ部屋はさまざまな箇所が傷んでいることがありますし、特殊清掃が発生する場合は壁紙を剥がす必要や床をめくる必要があります。そのような場合、プロによるリフォームで美しく蘇らせるサービスを提供している遺品整理業者も存在しますリフォームをするとなると遺品整理の相場料金よりもかなり高額にはなってしまいますが、また別業者に依頼して見積もりをとるなどの手間を考えると、遺品整理の作業と一緒に終わらせてしまうことができるので、時間がない、早く遺品整理を終わらせたいと考えている方にはおすすめです。
     

    ただ、ここだけの話ですが、遺品整理業者はハウスクリーニング、リフォームの専門業者ではないので、遺品供養と同じで別の業者を手配しているに過ぎません。

    なので仲介料が入るので、ご自分で業者を探して見積もる方が圧倒的に安いです、ここは手間を惜しまず探すことをおすすめします

     

    なおアスエルでは清掃業出身のスタッフと内装リフォームの職人も在籍しており、自社で全ての作業を致しますので仲介料などは発生しませんので安心してご依頼下さい。

    特に特殊清掃現場のリフォームは業者に嫌がられ、通常のリフォームの1.5倍~2倍の料金が掛かるのが業界の相場なのですが、弊社は特殊清掃との兼業なので通常のリフォーム料金の相場で見積もらせていただいておりますのでお任せ下さい。

     

     

    遺品整理の料金相場–変動要因9 <各種手続きの代行>


     

    人が亡くなると、お通夜、お葬式や初七日、四十九日など、忙しい日々が続きます。並んで、保険や銀行、相続や税金関連、不動産など様々な手続きも行わなくてはなりません。遺品整理業者自身が専門の知識を持っていたり、司法書士や不動産業者の紹介を行ってくれたりする場遺品整理業者の中には、相場料金に追加することで、これら手続きの代行のサービスを提供している場合もあります合もあるので、必要があれば相談してみましょう。

     

    遺品整理の相場にビックリ 

    相場料金よりも安すぎる遺品整理業者には要注意

    遺品整理業者に見積もりを依頼したら、料金の相場に比べて驚くほど安かったという場合には注意が必要です。インターネットで検索して非常に安い料金を謳っている業者も要注意です。安さにつられて依頼すると、後から思わぬトラブルに巻き込まれてしまうことがあります。
     

     

    不当な追加請求


     

    見積もり段階では相場の料金に比べて安かったのに、いざ支払いの段階になると、様々な項目で追加の料金がプラスされ驚くほど高額な請求をされたというトラブルもあります

    また、親族が亡くなって困惑している状態の遺族に対して、「遺品整理の相場はこれぐらいは必要ですよ」と何かと理由をつけて後から追加料金を次々と上乗せするようなこともあるようです。

     

     

    結局は高額


     

    ホームページなどで他の業者よりもずいぶん安い業者に、見積もり依頼をした場合に多いのです。

    最低料金はホームページの通りですが、分別・梱包、荷物の運び出し、処分費、資材費、車両費、人件費は別などと様々な理由を付けて費用が相場より高額になっていきます。

    遺品整理に処分費は必ず掛かるので、1万円や2万円で出来るはずがありません。

    何度も色々な業者に見積もりを依頼する手間がかかるので、電話できちんと確認することをおすすめします。

     

     

    作業が雑


     

    料金相場よりも見積もりが安かったために依頼したら、遺品の分別もせず適当に袋やダンボールに詰めて、トラックに投げ入れるなど雑な作業をされることがありますこれは相場より料金を安くしているため、一日に何軒も回らないと利益が出なくなりスピード重視の作業をおこなうからです。不必要とはいえ大切な遺品を乱雑に扱われるのは気持ちのいいものではありませんし、大事なものなども一緒に処分されるおそれもあるので、遺品整理業者を選ぶときには、料金相場に比べて安いからといって安易に頼むのはやめておきましょう。
     

     

    盗難被害


     

    相場料金よりも安い遺品整理業者に依頼したら、依頼していない部屋の物を盗まれたり、残してもらいたかった物などの盗難被害にあってしまったというケースもあります。相場よりもあまりに安い料金設定の遺品整理業者の場合、遺品整理に乗じて貴重品を盗難し売りさばいて利益にする悪質な業者や、料金を安くするために安い賃金でスタッフを雇い、不満のあるスタッフが盗難行為に及んでしまうケースも考えられます。なので、どのような遺品整理業者に依頼するとしても、必要なものが残っている場合はトラブルを避けるため、できる限り作業へ立ち会うことをおすすめします。
     

     

    不法投棄


     

    遺品整理業者は不用品などを回収したら、処分場などへ搬入し、各自治体の指示に従って適切に処分を行わなくてはなりません。しかし、相場料金よりも安く悪質な遺品整理業者は処分費用を削減するため、山奥などへ不法に投棄してしまうことがあります。遺品を不法投棄されることは心苦しいものですし、遺品整理業者が不法投棄したとしても、依頼された遺族さまに罰則がおよぶこともあるので注意が必要です。相場料金よりも明らかに安い金額を提示されたら、処分方法を確認し処分している作業中の写真などを撮ってもらい見せてもらうなどの措置も必要かもしれんません。

     

    遺品整理を適正な相場で行う
     

    適正な相場料金の遺品整理業者を選ぶには

     

    遺品整理は相場よりも高すぎても安すぎても、何かしらのトラブルの原因になってしまいます。相場に見合った適正な金額で遺品整理を行ってもらうには、遺品整理業者選びが重要です。上手に遺品整理業者を選ぶときのポイントをいくつかご紹介します。

     

     

    実績のある業者を選ぶ


     

    遺品整理の専門業者の歴史はまだ浅いのですが、中には長い実績を持つ業者も少なくありません。大切な故人の遺品を整理してもらうので、やはり経験の多い業者に依頼する方が安心です今ではインターネットで検索するのが当たり前の時代ですので、ほとんどの遺品整理業者が、サービスや料金に関するホームページを開設しています。会社の概要や歴史、作業の流れなどがきちんと記載されているか、相場と見比べながら料金表などに怪しい点が無いか、リサイクルショップや不動産業、運送業者が片手間に行っている場合もあるので、遺品整理の専門業者であるかを確認しましょう。スタッフの顔写真やブログなどがあると、より安心して依頼することができますね。
     

     

    料金体系が明確な業者を選ぶ


     

    先程も少し上げましたが、遺品整理の料金体系やオプション料金がしっかりと明記しているかも確認する必要があります。多くの場合、ホームページに記載されているので、隅々までチェックしましょう。その際、複数の業者を調べ、料金相場と見比べることも大切です。相場よりも高かったり低かったりする場合、トラブルを避けるため基本的には依頼しない方が無難です。どうしても気になる場合は、見積もりの前に電話やメールで質問してみて納得する答えが返ってくるかどうかも遺品業者を見極めるポイントです。 
     

    事業所が存在している業者を選ぶ


     

    遺品整理を行っている業者の中には事業所を持たず、自宅の住所などをホームページに掲載している業者も存在します

    確かに事業所が無くても、人員とトラックさえあれば誰でもおこなえる業種とは言えるのですが、遺品整理に分別作業は必要です。

    遺品整理をおこなうお宅などで、衣類、食器、紙類、金属類、木材、プラスチック材などの分別は時間が掛かってしまうので難しく大雑把にしか出来ません。

    通常の遺品整理業者は遺品を事業所や倉庫などに持ち帰って分別し、各法令に基づききちんと処分しています。

    事業所を持たない業者は、相場より安いかもしれませんがこれらの作業を怠っている可能性が高いので選ばないほうが無難といえるでしょう。

    グーグルマップなどを利用し実態のある業者を選びましょう、フリーダイヤルの有無も安心材料の一つですね。

     

     

    資格を持つ業者を選ぶ


     

    遺品整理にはいくつか資格が存在します。中でも遺品整理士という資格が全国的に認知されています。

    資格を取得するには遺品整理に関する各種法令や専門知識を学び、最終試験に合格する必要があるので、資格を保有する遺品整理士が在籍している会社は安心できると言えます。

    他にも孤独死現場などの特殊清掃に関して、特殊清掃士という資格も存在します。

    この資格を保有している会社は特殊清掃も専門としていますので、発見が遅れ遺体が腐敗し汚れた部屋の清掃・除菌・消臭をきちんとしてくれる業者として見極めるポイントと言えるでしょう。

    遺品整理士や特殊清掃士といった資格を有している業者は料金設定も、相場内でおさまっている優良な業者が多いことも言えるでしょう。

     

    遺品整理業者の専門分野を確認する


     

    遺品整理業者はざっくりと言って「片付け屋さんです」何を片付けるのが得意なのかは業者によって様々です。通常の故人宅の遺品整理の他にも、老人ホームや介護施設などでの遺品整理を専門としている業者や、特殊清掃・ゴミ屋敷清掃を専門としている業者もいます。作業をする現場と専門分野が合わない遺品整理業者に依頼すると、相場の料金よりも高くなってしまうことも考えられます。専門性が分からない場合は、専門分野が幅広く総合的に事業を展開している業者がおすすめです、ホームページのカテゴリなどで確認しましょう。
     

     

    遺品整理業者に依頼するときには複数社の見積もりを取る


     

    全国の遺品整理業者は2011年には3,000社 だったのが2015年には9,000社と急増してきています、2018年現在では10,000社を超えていることでしょう。業者の急増化によって価格やサービスでの競争が激しくなり、相場より安い料金を呼び水にし最終的には相場とかけ離れた価格を要求してくるなどの悪質な業者も増加していますここでおすすめしたいのが相見積もりを取ることです。相見積もりとは、全く同じ条件で複数の業者に見積もりを取ってもらい、それを比較することです。見積もりには遺品整理業者の現場調査が必要になり、その調査には30分~1時間ほどかかります。

     

     

    一度に複数社の見積もりを取れるサイトなどもございますがオススメいたしません。


     

    弊社は遺品整理を専門としている業界人なので内情を知っていますが、一度に相見積もりを取れるサイトは登録している業者が内部で繋がっています、今回はこの会社が一番安い価格を提示し仕事を請ける、次回はこの会社が、その次はこの会社、といった感じで全く相見積もりの意味を持ちません一般的に相見積もりは3社が適切と言われています、時間も掛かりますし面倒ではありますが、相場と見比べてご自身で良さそうな業者を3社探し見積もり依頼することをおすすめします弊社にご依頼いただく場合でも、他社の見積もりを取っていただいてかまいません、丁寧な作業と適切な処分方法を心がけておりますので、価格競争をするつもりはございませんが他社のほうが安い場合、ある程度なら料金を合わせますのでご相談下さい。
     

     

    「現役遺品整理士が遺品整理の相場を徹底解説!」まとめ

    遺品整理の相場

     

    遺品整理業は日本の高齢化に伴った比較的新しい業界のため、業種はもとより料金相場やサービスの内容など、まだまだ世間一般的には浸透していません。

    そのため、相場よりもかけ離れた料金を見積もって契約するまで居座るなど悪質な業者や、作業終了後に追加請求され高額な金額を取られたりといったトラブルに巻き込まれてしまうこともあります。

    まずは適正な料金相場を知り、優良な遺品整理業者選びから始めましょう。

    不明な点があれば、遠慮なく尋ねることも大事です。

    故人様の思い出のある大切な遺品の整理は、安心して任せられる遺品整理業者に依頼しましょう。

     

     

    大阪周辺で遺品整理や生前整理、特殊清掃の業者をお探しならアスエルまでご連絡下さい。

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    引用元:現役遺品整理士が遺品整理の相場を徹底解説!