第五回 わたしジャニス・ジョプリンが好きなの(2)
デビューする前に10代で、
酒で体を壊していたと言うからね。
彼女はボブ・ディラン同様、
ユダヤ人の血が流れていた。
ディランはユダヤ人の血と言うものを信じて、
そう言う歌も多かった。
彼女を語るには、過去の時代背景から語るしかない。
19世紀末、世界の中心はウィーンだった。
有名な人物は、音楽のヨハン・シュトラウス、
『夢の精神分析』のフロイト、
世界一の自動車を設計するポルシェ、
そしてヒットラーもウィーンに出てくる。
1873年に株式が暴落するまで、
この街は世界の中心だった。
1900年にパリで万国博覧会開催され、
ポルシェは自分の発明した自動車をウィーンから、
パリまで運んだ。この頃からパリが世界の中心になっていく。
絵画の世界では、フォービズム(野獣派)が胎動し、
やがてピカソたちのキューヒズム(立体派)に吸収され、
ダダイズム、そしてシュール・レアリズムが覆うようになっていく。
1920年代になると革命を逃れた、
ロシア貴族とロシア芸術家がパリに溢れていった。
ロシア芸術がパリに与えた影響は、計り知れないものだった。
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