アブラについて | IHBA 国際ヒューマンバランス協会公式ブログ

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トランス脂肪酸について

体はたくさんの細胞からできています。細胞の中では生命維持に必要な営みが行われ、細胞を覆っている細胞膜は、そのための大切な情報のやりとりを行う重要な役割を果たしています。

さまざまな現代病は、マーガリンなどの出現で近年トランス型脂肪酸の摂取量が増えたことに起因しているのではないかと考えられます。
というのも、細胞膜は大部分が脂肪酸で形成されていて、その脂肪酸がシス型でなくトランス型に置き換わると膜の性質が変わってしまい、細胞が本来の機能を果たすことができなくなるからです。『(食と暮らしの安全)より』

トランス脂肪酸が多い○○○フライポテト
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家で揚げたフライは少し時間がたてば、くたっと軟らかくなってしまいます。マックフライポテトは、揚げ立てでもべたつかず、時間がたってもあまり軟らかく なりません。これが、常温で固形化する植物油脂(ショートニングなど)の特徴。○○○フライポテトの揚げ油は牛脂となたね油から作ったショートニングを 使っています。
ショートニングは、トランス脂肪酸を多く含みます。悪玉コレステロール(LDLコレステロール)を増加させ、善玉コレステロール(HDLコレステロール) を減少させる働きがあります。そのため、心臓病発症のリスクが増大する可能性があると指摘されています。
 
アメリカでは消費者団体CSPIの働きかけによって、トランス脂肪酸の含有量の表示が義務化されました。これを受けて、○○○は新開発の油でフライポテト のトランス脂肪酸を減少させると発表。ところが、従来の味を維持できなかったため、フライドチキンなど一部の食品にしか使っていなかったことから、市民グ ループに提訴され、裁判の結果、850万ドルの賠償金を払った経緯があります。
  ○○○フライポテトは、おなかがいっぱいになるし、子どもが好むため、つい注文しがちです。しかし、Mサイズを食べると、トランス脂肪酸を、海外と比べて少ないとされている日本人の平均値の3倍も摂取することになってしまいます。
 
一方、△△の揚げ油は植物油脂100%(パーム油となたね油)で、この春からビタミンEとオレイン酸を配合した栄養機能食品の油に変えたそうです。
 
なお、コーヒーについてくるクリームは、○○○も△△もトランス脂肪酸の多い植物性。使わないようにしましょう。