自然観察 春の訪れの前兆 | 安比高原自然学校のブログ

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本日の安比高原は、いまのところ晴ですsun午後から雨模様…

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そろそろ植物が芽吹き始める頃かな?と思い、ホテルの裏山を回ってきました。

ニュースでも流れていましたが、昨日は東日本で今年初の「黄砂」を観測したということで、

今日は雪がだいぶ茶色くなっていました。1週間前は日本でも強風が吹き荒れましたが、

中国のゴビ砂漠から砂を飛ばしてきてしまうなんて、自然の風の力は凄いですよね。

雪質は春っぽくなりましたが、積雪は自然学校で設置した積雪計でも140cm以上とたっぷり。

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森の中に入ると、さっそく春の前兆を発見!幹の周りから雪が融け始める「根開け」です。

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木々のつぼみもだいぶ膨らんできました。

これは「カシワ」の芽。

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新芽が出そうなのにまだ去年の葉っぱが残っているのは、やっぱり面白い光景です。

こちらは「ホオノキ」の冬芽。今まで以上にネバついてきました。

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このネバネバ樹脂は、冬は寒さと乾燥から芽を守る役割をしますが、

春からは鳥や虫に食べられないようにしているそうです。 自然ってすごい!

さて、先日研修で開けたシラカバの穴からは、樹液が流れ出ていました。

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この間は1滴すら出てくる気配がなく、おがくずを詰めていなかったので、

この後 慌ててタカオさんがホースを設置しに行ってくれました。

ほんの数日で凄い変化です。植物は気候の変化に敏感に反応するんだなーと実感しました。

どのくらい採取できるでしょうか?楽しみです。

くーちゃん