最近仕事に置き換えて考えてみて切にそう思うようになってきました。美容師というひとつの道を30年ほど突き進んでそれなりに太さのある人生の柱となったのですが横の広がりに弱さを感じだすようになってきました。
ポートフォリオを組もうにも組めるものがなく、分かりやすく言うと顧客をこなし利益を得るという事しかなく、しかもその行為自体に全くのクリエイティブな要素のない現実が露呈したわけです。もちろんスタイルを作る上では別なのは当然なので割愛。
原因としてはまず職人として道を極めていく為に無駄な事は削ぎ落としストイックにしなければならないという思い込みが自分の中から多様性ある働き方を生み出すチャンスを潰していたのだと今は思えます。
語弊のある言い方をあえてしますが昔よく言われた「ハサミ一本あればどこへ行っても食べていける」的な発想ではこれからの社会に順応できなくなる事は明白です。家族養うのは無理です!
もちろんスキルの精度を上げて国宝クラスになるまで高めれば話は別ですがね、、
世の中は多様化していき人の考え方も物の流れや情報処理の方法が劇的に変わっていきます。我々美容師も変わらないといけない時代です。 今自分が新たに取り組んでいることは直接美容とは関係のない分野の柱を複数作ることに力を注いでいます。不思議なものでそうする事で美容が俯瞰でき今までに見えなかった顧客満足が見えてきます。
誰かの道をなぞるのであれば先人の知識を基準にはみ出さないようにお利口にしておけば問題ないと思いますが、新しい道を作るには自分の強い思い込みのみで進むものかもしれませんね。人の意見は結局既存の経験と情報から導かれた結果なのでその延長で決断していたらいつまで経っても新しい価値観は生まれてこないように思います。
1つの道に特化して縛られる事のみを正解とせず自分を活かせる生き方を複数作る事も働き方改革につながるのではと思います。