休日、急に思い立って出かけようと思って、どこに行こうかと考えた。


ドライブはどうか → 渋滞している


農産物直売所にいくか → 午後には、野菜がなくなっているだろう。


都心に行くか → 休日くらいビル群には行きたくない


山にでも行くか → 高尾山は人ばっかり。


畑仕事でもするか → 畑がない



いろいろ堂々めぐりしているうちに、結局は午後となって、「一回り散歩でもするか」となった。


町の中に興味のない人間にとって、東京ほど住みづらく、退屈な、つまらないマチはない。


処方箋は、やっぱり畑作業だ。



9月4日の日曜日、小金井公園まで妻と散歩に出かけた。

公園内で全国陶器まつりが開かれていたので、立ち寄った。


時折、雨脚が強まるなか、テントでの展示販売は、雨よけとしても助かった。


笠間、九谷、備前、有田、伊万里、萩、信楽などの焼き物が、日常生活、置物などが並べれていた。


ご飯茶碗や湯飲み茶碗、皿などを見て買うことは、小さいときから嬉しく楽しかった。


妻からは、「もう置くところがないから買わないで」と釘を刺されていた。欲しい焼き物を「なんだかんだ」と理屈を並べても、無視された。だから、タダ見るだけだった。


ところが、あるテントに入った時、動けなくなっていまった。

「なめらかな白磁に藍色の絵模様が美しい」かつ「厚く、重い」焼き物を見てしまった。


愛媛の砥部焼だった。恥ずかしい話ですが、はじめて聞き、持った焼き物だった。


どうしても1つ欲しくなって、ご託をいろいろ並べて許しを得て、買ってもらった。「この皿で、今晩母さんの煮物を食べたらうまいだろうな」


どっしりとした皿だ。何にでも合いそうだ。


焼き物は、心を豊かにしてくれる。食べることが楽しみになる。

台風12号が過ぎ去って、ようやく晴れ間がのぞいた。

自転車より遅い速度に加え、台風の目が直径200kmもあったとのことで、広範囲に被害をもたらした。


高知県に上陸して、岡山県・鳥取県を通り、日本海に抜けた。広範囲で被害を受けた。


倉敷市の大学の先輩の家も、浸水する寸前だったとのこと。小笠原諸島も1週間吹き荒れたとのこと。


東では東北大震災、西では台風12号。今年は何かにとりつかれた。昭和36年豪雨のちょうど50年目に当たった。5才の時、我が家もその時崩れた。豪雨の怖さは忘れない。


被災地の皆さんにこころよりお見舞い申し上げます。


さて、ようやく雨が上がり、畑仕事が一斉に始まる。


ブロッコリーやキャベツの植え付け、大根の種まき。3ヶ月後、一斉に収穫が始まる。値段が一気に下がる。


分かっていても、畑に出る。種をまける喜び、収穫の感謝と歓び。安い野菜に喜ぶ消費者。反対に値段に涙を流す農家の人。どこかでナントカならいだろうか。