5月26日(土)・27日(日)に 「東北六魂祭2012」 が開催されました。
六魂祭は東北の魂を奮い立たせ、試練の時を乗り越えようと
東北の六大祭りを一同に集めた、震災復興を願うお祭りです。
昨年の第一回開催地の仙台では、想定以上の観光客が押し寄せて
大混乱になったそうですが、今回は一定数以上になったら、
通りへの立ち入りを禁止する措置をとっていたので
目立ったトラブルはなかったようです。
私は今年の開催地が「盛岡」ということを、引っ越してくるまで知りませんでした。。
今年はあまり、派手に宣伝してなかったような気が・・・
これもやっぱり、人数のことを気にしてのことなのでしょうか。
開催概要を調べてみたら、なんと
会場はウチの通りが面してる、すぐそこの中央通りではありませんか!
うーん、見逃すわけにはいきません
当日は朝から、交通規制の放送やらガヤガヤした声が自宅まで聞こえていました。
メインパレードは15:00~なのですが、11:30頃に中央通りを見てみると・・・
もう場所取りが始まってる!
今日の盛岡、まるでパレード前のディズニーランド(笑)
マスコミ関係者のエリアもありますが、
ふと上を見たら、こんなところからスタンバイしてる人も・・・飛行船も出ている
盛岡城跡公園にあるステージでは
岩手県や被災地沿岸部の郷土芸能を中心に、
さまざまなイベントが開催されているというので
早速お城に行ってみたのですが・・・
当たり前だけど人がいっぱいだぁ~
いつもはこのお城、ガラポンで誰もいないのに・・・(笑)
同じお城とは思えません
広場には各地の特産や美味しいご飯の屋台もたくさんあるのですが・・・
この下、おりて行けるのか・・・・(?)
なんとか無事に下りて広場に到着しまして・・・
ステージ横には竿燈祭りのちょうちんが展示されていて
テレビ中継もここからされてました。
しかし、 花笠祭りの音だけが聞こえてきて
肝心のステージは何も見えない
屋台で美味しい名物ランチをいただこうと思ったけれど
どこも大行列なので諦めました・・・(;^_^A
▼県庁前には仙台七夕祭りの大きな飾りが展示されてます。
▼青森のねぶたも。
15:00のパレードで登場するのが楽しみです。
▼福島わらじ祭のおおわらじ。
大きい!!でも思っていたより細い!(笑)
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さて、ここからはパレードのお話です。
道路脇でスタンバイしている人数と意気込みに圧倒され、
このままではいかんと、いったん自宅に戻り
シートと折りたたみ椅子を持って出直したのが13:30ごろ。
その時にはすでに道路脇は埋まっていたので
銀行入り口付近の、階段で少し高くなっているところにスタンバイ。
日差しが強い中、待つこと1時間30分・・・・
とうとうパレードが始まりました~!
軽快な笛太鼓の音とともにやってきたのは、「竿燈祭り」の提灯です
竿をグッと持ち上げます!
この竿、提灯が46個あり、長さ12m 重さ50Kgだそうです。
大変だぁ~
持ち上がった~~!!
でも、この日はちょっと風が強く・・・
あっちこっちへフラフラ・・・バランスとるのが大変そうです。
そのうち「わぁぁぁ~~~」と観客の叫びが!!
バランスを崩して、道路脇のお客さんの上にドサ~~っと倒れてしまう竿が続出
お客さん大丈夫かな!?
大丈夫だったみたいです(ホッ)
みんな、がんばれ~~っ
さすがです。無事に立ちました!
腰で支えたり、頭で支えたり・・・すごい迫力
▼そして続くは、「青森ねぶた祭り」!
色とりどりのお囃子とともにやってきます。
先ほどのねぶたです!
下の人たち大変そう!!
道路をぐりんぐりん、すごい勢いで回っていきます。
動いているのと止まっているのでは、全然違いますね~!
何か懐かしい・・・と思ったら、この踊り
小学校の運動会で踊ったなぁ!(笑)
▼続いて、仙台「すずめ踊り」!
私はこの踊りのことを全然知らなかったのですが、
扇子をすごい速さで翻し、元気いっぱいのお囃子は
いかにも日本のお祭りらしくて、素晴らしかった!
この踊りを知ることができて、良かったです!
▼続いて、福島「わらじまつり」!
さきほどのわらじがやってきました!
これも、、ものすごく重そう・・・・
長さ12メートル、重さ2トンだそうです。ひぇ~~
ぐいぐいと、ジグザグに進んでいきます。
すごい すごい!
▼そして、我らが盛岡「秋祭り」の山車!
正面には、歴史上の名場面を京人形造りで
京都祇園祭、江戸三社祭などの出し物の長所を取り入れて、
天・人・地・海の四要素に基づき飾り付けされているのだそうです。
迫力というよりは、美しさを感じます。
▼そして最後は、待ってました~!盛岡「さんさ祭り」!!!
さんさ踊りは、踊り手の一人一人が太鼓を叩いているので
ドンドコした音がお腹の底まで響きます
頭の上に、大きくて真っ赤な蓮の花をつけているのが特徴です。
(たまに白いお花もあります)
こんな大きな花飾りをつけるとは、最初知ったときは日本ぽくなくて驚きました
あと、色とりどりの帯を結んでいるのも特徴でしょうか。
この帯がとても綺麗なのです
手を斜めに振ったり、くるくる回転する動きや、
太鼓を乱れ打ちする激しい場面もある踊りですが
その一方、ゆ~っくり礼をするような動きもあったり
一口に「さんさ踊り」と言っても、村や町によって踊り方や衣装も違います。
それにしても、衣装が全然違う。
地域ごとの色んな種類が見られて面白いです。
開催地盛岡ということもあって、さんさ踊りは600名の大所帯でした!
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もう一つ注目なのは、やっぱり各お祭りの「ミス」美女たち(笑)
「ミスねぶた」「ミス花笠」「ミスわらじ」など
各お祭りの先頭を、綺麗なおねえさん達が華やかに演出してくれていました。
みんなカワイイ~
ウケタのは、途中で「盛岡市長」という提灯を持った
市長さんがいらしたこと。こんな提灯あるんだ(笑)
往路を約2時間、復路を約30分の戻り囃子、
合計2時間30分の迫力あるパレードでした
夜のねぶたや竿燈祭りは、また違う味わいがあるだろうな~
今度は各お祭りを本場で味わってみたいと思いました。
東北の心と魂を感じられて、これからも、皆で力を合わせて、
きっと豊かになっていくと、そんな風に感じさせてくれるお祭りでした。
■東北六魂祭
: ★★★★★
※ 開催地は毎年変わります。
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