座組というのは、芝居などの組織や構成のことを言います。
物事は座組がわかっているかどうかで、
判断や行動が変わってきます。
舞台演劇では、主役の役割、脇役の役割があります。
脇役が主役よりも目立ってはいけないというルールはありません。
主役を引き立てる脇役もあれば、
存在感を示せない脇役もいます。
演出家がどう演技をして欲しいのかを読み解き、
お芝居をするがいい役者さんですね。
人生が難しいところは、
演出家と役者を自ら兼ねないといけないということです。
たとえば、上司の悪口を言っている部下がいたとします。
仮に上司が街月指示や評価をして、
部下が迷惑を被っており、
部下の指摘がもっともだとします。
ここで考えるべきは、上司の批判ではありません。
座組です。
どういう構成で、あの能力のない人が出世するのか?
ここを考えれば、組織で出世する方法も見えますし、
自分の行動も変わるでしょう。
世の中の常とは、
文句を言う人と言われる人がいて、
結局のところ、上にいる人はうまく座組に乗っかっているということです。
人生、思い通りに行かないなと思ったら、
座組について考えてみてはいかがでしょうか?