抵抗感 | Part time Female Yuki(Yukiのひとりごと)

Part time Female Yuki(Yukiのひとりごと)

これまで女性に憧れて、女性になりたいと願っていました。それは性別違和からくるものなのか?漠然とした疑念と女性化への思いを抱えながら、気づけば40代。結婚もし、子供も出来た今、それでも抑えられなかったこの思い…

書こうと思ってなかなか書けなかった記事をアップします。後で限定公開にするかも知れません。

 

注意

 

今回はちょっと語りモードで。はじめに、誤解を招かないように書いておきますと、

 

この記事はあくまでも私が

 

「私自身に対して言われた(言う)時」

 

に感じる事です。他の方の考えや表現を否定するものではありませんので、ご留意下さい

 

注意

 

以前にどこかで少し書いたと思うんですが、私が抵抗感を感じる言葉があります。それは

 

「女装」

 

です。このブログ全体でも数えるほどしか使っていません。なぜなら、

 

どう足掻いても、越えられない壁を感じさせる言葉

 

だから。

 

社会環境は少しずつ変わり始めているとはいえ、まだまだ偏見や誤解も多い世の中。戸籍上男性であるうちは、服とメイクでどんなに着飾ったとしても「女装」と呼ぶ人がいます(もしかしたら、SRSして戸籍変更した人にも)。

 

そんな言葉だからこそ、「女装」「女装子」などと揶揄されると、私は拒否反応を示してしまいます。

 

「そんなことあなたに言われたくない!!」

 

って。でも、心のどこかで認めてしまっているんですよね。

 

「女性にはなれない、だから仕方ない」

 

だから、反発はその裏返しでもあります。場合によっては、そのまま拒絶してしまうことも。もはや過剰反応ですよね。でもこの思いは根強いんです。

 

若い頃私は、女性として生活する自分を夢想しつつ、

 

「自分が性別移行するなんて無理」

「きっと後ろ指刺されるに違いない」

 

と思っていました(今でも思いますが)。そして移行を諦める理由にしていました。

 

その後色々あって、現在に至ります。外見の変化は進みましたが、それでもなお、普段は男性として生活していますので、どうしても「切り替え」が必要です。その度に、自身の性を否が応でも自覚させられることになります。私はまだ何とか付き合えていますが、性違和がもっと強かったら、もっと厳しい状況になっていたでしょう。それでもいつかは、という想いはあります。実現出来るか分かりませんが。

 

今回、ためらいながらも、この話題を書き始めてから1週間以上になります。いざ向き合おうとすると、思った以上に文章が進まず、忙しさと相まって、書き上げるまでかなりの時間がかかってしまいました。ここまでかけたのは初めてかも。

 

やはりこのテーマには拒否感あるし、話題にすることでどう思われるか、変に捉えられないかと不安もあります。賛否はあるかも知れませんが、私自身が「女装」という言葉に対して感じることを少し掘り下げてみました。気を悪くされた方がいらっしゃったらすみません。

 

ブログのタイトル通り、私は今も「Parttime Female」です。批判されることもありますが、私はその枠の中で、悩みつつも日々を過ごしています。

 

いつか、あのサングラスをかけずに、顔を上げて、胸を張って街を歩ける日が来るといいなぁと思っています。