書こうと思ってなかなか書けなかった記事をアップします。後で限定公開にするかも知れません。
今回はちょっと語りモードで。はじめに、誤解を招かないように書いておきますと、
この記事はあくまでも私が
「私自身に対して言われた(言う)時」
に感じる事です。他の方の考えや表現を否定するものではありませんので、ご留意下さい。
以前にどこかで少し書いたと思うんですが、私が抵抗感を感じる言葉があります。それは
「女装」
です。このブログ全体でも数えるほどしか使っていません。なぜなら、
どう足掻いても、越えられない壁を感じさせる言葉
だから。
社会環境は少しずつ変わり始めているとはいえ、まだまだ偏見や誤解も多い世の中。戸籍上男性であるうちは、服とメイクでどんなに着飾ったとしても「女装」と呼ぶ人がいます(もしかしたら、SRSして戸籍変更した人にも)。
そんな言葉だからこそ、「女装」「女装子」などと揶揄されると、私は拒否反応を示してしまいます。
「そんなことあなたに言われたくない!!」
って。でも、心のどこかで認めてしまっているんですよね。
「女性にはなれない、だから仕方ない」
だから、反発はその裏返しでもあります。場合によっては、そのまま拒絶してしまうことも。もはや過剰反応ですよね。でもこの思いは根強いんです。
若い頃私は、女性として生活する自分を夢想しつつ、
「自分が性別移行するなんて無理」
「きっと後ろ指刺されるに違いない」
と思っていました(今でも思いますが)。そして移行を諦める理由にしていました。
その後色々あって、現在に至ります。外見の変化は進みましたが、それでもなお、普段は男性として生活していますので、どうしても「切り替え」が必要です。その度に、自身の性を否が応でも自覚させられることになります。私はまだ何とか付き合えていますが、性違和がもっと強かったら、もっと厳しい状況になっていたでしょう。それでもいつかは、という想いはあります。実現出来るか分かりませんが。
今回、ためらいながらも、この話題を書き始めてから1週間以上になります。いざ向き合おうとすると、思った以上に文章が進まず、忙しさと相まって、書き上げるまでかなりの時間がかかってしまいました。ここまでかけたのは初めてかも。
やはりこのテーマには拒否感あるし、話題にすることでどう思われるか、変に捉えられないかと不安もあります。賛否はあるかも知れませんが、私自身が「女装」という言葉に対して感じることを少し掘り下げてみました。気を悪くされた方がいらっしゃったらすみません。
ブログのタイトル通り、私は今も「Parttime Female」です。批判されることもありますが、私はその枠の中で、悩みつつも日々を過ごしています。
いつか、あのサングラスをかけずに、顔を上げて、胸を張って街を歩ける日が来るといいなぁと思っています。