めがね | Part time Female Yuki(Yukiのひとりごと)

Part time Female Yuki(Yukiのひとりごと)

これまで女性に憧れて、女性になりたいと願っていました。それは性別違和からくるものなのか?漠然とした疑念と女性化への思いを抱えながら、気づけば40代。結婚もし、子供も出来た今、それでも抑えられなかったこの思い…

こんにちは。有紀です。今回はちょっと真面目に。

 

前回の記事で眼鏡の話を書きましたが、その時に少し書こうと思っていた事があります。でも、説明してると長くなりそうだし、トランス関係ないし、なによりあの記事の内容にそぐわないかなと思って削っちゃったのが、今回の話題。超プライベートだし、医療がらみですので、興味ない方はスルーでどうぞ。個人的備忘録みたいなものですので。

 

ちなみに、かなり前にブログでも少し触れたはず、と思ったんですが、該当記事探しても見つからなかった…ということで、改めて書いてます。書いてたら長くなり過ぎました。

 

病院

 

私は20代と30代の時に眼の手術をしました。白内障でした。

 

発症は20歳だったかな。目薬による治療も効果が無く、小さな白い濁りは虹彩から瞳孔にどんどん広がって、だんだん見えにくくなっていきました。不安と恐怖でいっぱいでしたね、当時は。

 

白内障というと、老化による加齢性白内障がほとんどで、あとは糖尿病などによる疾患の合併症や、外傷によるもの。私のように若い年齢での発症は珍しいと言われました。原因はよくわからないですね、とも。


二次性徴以降、ニキビがちだった私は、潰して炎症を起こすこともしばしば。その部分をケアしようと、軟膏を頻繁に使っていました。その軟膏に含まれるステロイド成分が、私が若くして白内障になった原因。後悔してもどうしようもないので、思い出さないようにしていますけど。受診していた当時は判らなかったので、申告してませんでした。なので、担当医も原因不明、と診断していました。まぁ、原因が判ったところで何が変わる訳ではないんですけどね。

 

白内障に対しての眼内レンズによる外科的な治療はその時からすでにあり、保険適用も始まっていました。ですが、担当医曰く、

 

・レンズ自体の歴史が浅く、使用者は主に高齢者。長期的な使用実績データが無い

・20年後、30年後の将来に問題が発生しないとも限らない

・その際は取り出しが困難になるから、若いうちに眼内レンズを入れてしまうのはお勧めできない

 

ということで、前例が無いということもあって、担当医が難色を示しました。その為、この時は水晶体を削って濁りを除去し、コンタクトレンズで矯正する、という形をとりました。

 

度数の強いコンタクトレンズ(遠視用で、PWRは+13.0くらいだったかな?)はハードレンズしか選択肢がありませんでした。眼鏡だとレンズが分厚くなってしまうので無理だったんですよね。コンタクトに慣れたとは言え、毎日の着用は、眼に負担も大きいものでした。それでも入れないと見えないので、無理して装着することも多く、角膜を傷つけたり、炎症を起こすことも多くて、辛かった覚えがあります。

 

そして、地元企業に就職したのも、眼の件が影響していました。最初の手術は片目(左だったかな?)のみで、就職活動を始めていた頃には、もう片方も進行が進んでいました。1、2年のうちに手術しなくてはいけない、という状態。興味のある職種だったこともありますが、結果として病気を理由に東京の企業を断ることになりました。そして地元で就職後、手術。両眼ともにコンタクト無しではほとんど見えない状況に。

 

その後、白内障手術は技術や挿入器具の発達により切開創が小さくて済むようになって、日帰りでも可能になっていきます。30代を過ぎた頃になって、ようやく決心して眼内レンズを挿入する手術を受けることにしました。両目なので入院して、片眼ずつ。

 

ところが、その手術で挿入したレンズが術後に脱落するというトラブルが発生!両眼とも再手術となり、縫着によるレンズの固定。当然ながら、入院も延長となりました。

 

そうそう、眼の手術なんですが、麻酔がもの凄く痛いんですよね。そして術中は極度の緊張感に晒されます。最初の2回は仕方なく行いましたが、レンズ挿入の再手術を10年以上も避けていたのは、麻酔注射の痛みと手術に対する恐怖心があったから。


結局、1回でも十分なのに6回の眼の手術を経験することになった訳です。

 

まぁ、そのおかげ、となるのか分かりませんが、ひげ脱毛した時に、

 

「あれに比べたら大したことない」

 

って思えて我慢出来ました。痛みの経験ってすごいです。痛いけど、耐えられる、そんな感じ。

 

眼内レンズ挿入後の視力は個人差があるらしく、私の場合は矯正視力が思ったほど上がらず、遠方を見るのに眼鏡が必要となりました。なので、普段の生活では眼鏡をかけています。もともと近視があったので、眼鏡への抵抗はなかったんですが、術後に裸眼で見れるのを期待していたので、ちょっとがっかりしました。

 

近視と違うのは「固定焦点」だということです。遠くを見るのに眼鏡が必要なのは一緒ですが、眼鏡をかけると近くが見づらくなります。通常は水晶体が収縮して焦点を合わせますが、眼内レンズは収縮しませんので、その調整がききません。外すと何とか見える状態なので、近くを見るときは眼鏡を外しています。知らない人は老眼のせいだと思うでしょうね。

現在、メイク時は度入りのカラコンをしています。でも、コンタクトだと眼鏡のようにその都度外すことが出来ません。なので、その時は近くを見るのがすごく苦手になります。ある程度はそのままでも何とか見えるんですが、細かい文字を読むのは厳しいです。

 

なのでリーディンググラス、平たく言うと老眼鏡が必要になります。いずれはレディースの眼鏡を買おうかなぁと思っています。

 

まぁ、そうなってくると普段との差がますます小さくなってしまいそうですけどね。

 

メガネ

 

さて、こんな感じです。超個人的でつまらなかったですよね。すみません。眼鏡の写真アップしたらなんとなく書きたくなったので。

 

それにしても書きすぎちゃいました…汗

 

ではではバイバイ