妻はショックを受けているようでした。それまで、チークを置き忘れてしまったり、洗面所に美容グッズが増えていったりと、サインは出ていたはずなんですが、全く見えていなかったようです。
なので、私の告白はまさに青天の霹靂、寝耳に水。突然の出来事だったようです。
泣かれました。怒られました。
「じゃあ何で私と結婚したの?」
「男の人が好きなの?」
その問いに答える形で、話は続いていきました。
しかし来客の為、話は中断。夕食や子どもたちの世話で、しばらくその話は無かったことに。
子どもたちを寝かし付けた後で、また話し合いになるんだろうと、私は溜まった洗濯物を畳みながら待っていました。
しかし結局その夜、妻は子どもたちと寝室に入ったまま。出てくることはありませんでした。私は否定されたのか…
これからどうなるのか、不安に押し潰されそうになりながら、独り泣いていました…