五香と申します。


近年、発達障害という障害名が

テレビや新聞の特集等で取り上げられ

診断を受けた人も多いようです。


身体機能の発達の遅れや

学校や社会に出て

人間関係のトラブルや本人の生きづらさが

ある場合は仕方がないのですが

軽度の場合で、将来を障害者として生きることを

早くから選択してしまうのは

私個人、勿体ないと思います。


なぜなら、私が障害者となり

早5年経ちますが

障害者として働くこと、生きることもまた

難しく思ったからです。


一番の理由は経済面です。

私は、健常者として正社員で働いていた頃は

手取りで20数万円頂けてました。

しかし、障害者雇用や就労支援事業所等は

就労時間が短いこと、工賃がすごく低いことが理由で

ひとりで生活するのはとても厳しいです。


そして、可能性が狭まることです。

私は、知能や身体能力は健常で

精神障害の症状の波によって

活動を制限されています。

障害者雇用でも週5日は働けないので

障害者事業所で作業をしていました。

障害者事業所の作業はとても単純で

当時は無理せずに済んだ、

という考えだったのですが

その間にも失った可能性がありました。


発達障害は現在の医療では

治せるものではありません。

現在、未成年者はデイケア等が増え

環境が整えられてきました。

しかし、大人の発達障害者には

支援が行き届いていません。


本人が支援を受けたいというまで

そっと見守るのもひとつの方法だと思います。