演目は、『壇浦兜軍記 阿古屋』
私は、生の玉三郎さんを拝見するのは初めて。
前もって歌舞伎が大好きな母から、この演目の見どころなどを聞いていたので、
とても興味深く、日本の伝統芸能を堪能することができました。
とにかく、玉三郎さんの花魁姿の美しさにうっとり
豪華な打掛を纏う姿、優雅さと気高さのある彼の立ち居振る舞いや衣装の着こなしは、
流石人間国宝!
一見の価値ある素晴らしさでした💕
そして今回の見どころである場面、
玉三郎さんが演じる阿古屋が、琴、三味線、胡弓の三種類の楽器を実際に演奏するシーンがあるのですが、
演奏中の繊細な指の動きや体の使い方に魅了されました。
特に聞き惚れてしまったのは胡弓の音色。
阿古屋の心の動きや内面の葛藤が伝わってきて、心が震えました
また、片岡千次郎さんの岩永左衛門の人形振りが凄すぎて、とても楽しく歌舞伎を楽しむことができました。
より一層歌舞伎が好きになりました