前回
の続き。
お姉さんに連れられて怪しいビルに入る僕。
でもってお姉さん普通にマンションっぽい部屋に入っていきました。
え?なにここ。
ほんとに店?
誰かのおうちじゃないの?
戸惑いつつやけくそで入る僕。
中にはとてもケバ…お化粧をしっかりしてらっしゃる初老の女性が。
でもってソファには真面目そうな黒髪のかわいいおにゃのこがなんか困ったような顔をしていました。
おばさま、なんだか一生懸命彼女を説得しているご様子。
「~でね、エステって今みーんなやってるのよ!」
あぁ、こういう流れね。
つまり彼女は数分後の僕というわけですね。
ちらっと女の子と目があいました。
言葉はいりませんでした。
「君もか」
「うむ」
目と目での一瞬の会話。他人とできることなどまずないだろうしないほうが幸せかと思われます。
とりあえずお姉さんに簡単なアンケートを渡されて書き始める僕。
書きながらいろいろ聞かれました。
「目をもっと大きくしたいとか小顔になりたいとか思ったことないですか?」
じっとお姉さんを見つめる僕。
「…必要なさそうですね☆」
えぇ、一応目は大きいんです。
あと顔も小さいんです。
姉弟の中では一番目が小さいものの、世間一般的に見ればでっかい二重なんです。
「ダイエットとかしたことあります?」
「ないです☆」
「あ…そうなんですか…」
「ええ(笑顔」
「興味は…!…うん、てか必要なさそうですよね。」
凹むお姉さん。なんか「いいな…」とかつぶやいてる大丈夫か。
「何処か身体で気になる場所とかないですか?」
お姉さんがなんか必死なので可哀想になってきました。
「えっと…おしりがおっきいとこですかね!」
なぜか喜ばせようと思う僕。
「えっそんなことないですよ?」
真顔のお姉さん。
うわぁ…フラグ叩き折りよったわぁこの人…
せっかく助け舟出したったんにとかって思う。
「それ以外は?」
「あ、ないです。」
「エステ行かれたこととかは?」
「ないです。」
「興味は…」
「ないです。」
負けじとフラグをたたき折る僕。
そ の 時 動 く 人 影 が !
「えーあなたそれはもったいないわよぉ」
どうやらおばさま、標的を僕に変えたようです。
おにゃのこがほっとしたような顔で「じゃあ私はこれで…」と言って出ていきました。
無事におうちに帰るんだよ。
君が救われただけでも僕がここに来た意味はあったというものだ。
そんなことをしみじみと思う僕。
「ね、あなた鼻整形したの?」
空気読んでおばさま。
「してません。」てかしてたらもっと高くしてます。
「そうなの?鼻筋がすっとしてたから…目も大きいし、お人形さんみたいよね!」
さて、ラスボスとの戦いです。
僕はとりあえず笑顔を作りました。
その3につづく。多分。