孔子の弟子の筍子が、着眼大局着手小局~事に当たっては、大所高所から物事の本質、要点を押さえ、実施にあたって細部から着実に成果を上げる。これは、 経営者がよく使う故事成句です。

  私は囲碁を打つ者の端くれですが、囲碁は盤面全体の石の配置と厚み(大局)と、部分の戦い(小局)が、相互に繋がっていると、いつも感じているところです。


  鷹のように俯瞰した眼で、碁盤全体の特徴を素早く把握して、局所的な戦いをどの様に進めるべきか、瞬時に答えを上げる出す能力があるのが、高段者や棋士だと思っています。


  一力遼五冠と芝野虎丸十段の数々の熾烈な番碁を観戦していると、一手一手が厳しく、ひとつ間違うと大失着になりそうなギリギリの戦いを楽しんでいます。

 

  ハイレベルの碁を観ていると、20世紀の建築の巨匠ミース・ファン・デール・ローエのGod is in the details. 「神は細部に宿る」の言葉が思い浮かぶのです❗️


  一力遼と芝野虎丸という棋風の異なる過去最高の実力の棋士達が、繰り広げるギリギリの攻めぎ合い=細部を見ていると、此までの日本の碁と大きく違います。


  何せ現役の実力派棋士が、二人の碁を的確に解説出来ないのです⁉️


AI の力を借りて、やっと解説できるレベルの碁なのです。時としてAI 越えの一手を披露してくれるお二人です‼️


  神は細部に宿るのは、芸術についても言えます。細部のこだわりから作品全体の卓越した芸術性を生み出しいると思うのです。


 たかが囲碁されど囲碁が、座右の銘ですが、最高傑作の棋譜を造り出すお二人を尊敬します。


  我々は、 AI 囲碁の能力が凄いと思っていますが、囲碁の神様に比べたらごくごく一部に過ぎないと、大橋拓文七段は云います。


  囲碁棋士は、AI 先生をツールとして利用しながら、自分のオリジナリティーを極めようとたゆまず努力しています。


  2目半は大差で半目勝負に 全身全霊を賭け、勝っても奢らず、負けても冷静を保つその姿は、純粋な精神世界に生きる聖職者に見えてくるのは、私だけでしょうか⁉️


だから、 私は 囲碁棋士を尊敬してやまないのです‼️