級位者の頃、腕試しで日野市囲碁大会に出場しました。普段は囲碁部でも碁会所でも置石なので、ハンデのない互先や先の手合いの対局は新鮮でした。


  囲碁を打つ人なら分かると思いますが、置碁は置石のハンデを利用して、手厚い碁、堅実な碁を心掛けます。

  棋力が上がると上手との置石(ハンデ)が減ります。置石が減ると力関係の差の違いを感じながら、着手するのです。


  置碁で勝つ秘訣は、置石の威力のある序盤戦をしっかりと打つことです。これは囲碁サロンの席主吉岡さんの指導碁での教えです。

 

  ところが、囲碁大会で互先の対局が多くなると、どんな風に序盤を打てばいいのか分からず、気がつくと手が遅れ形勢が不利になることが多々あります。置碁と互先は別物だと痛感しました。


  互先が数多く打てる日野同好会で実戦を積んでいましたが、コロナ禍で残念ながら解散しました。


  1年半前に囲碁ライフを再開するにあたり、自分なりの目標を設定しました。

  

①碁を心地好く打てる環境の確保

→囲碁のサードプレイスを見つける


②自分より強い相手が多く、学びのある碁会

→上達志向の高幡囲碁同好会に入会する


③序盤・中盤の学び直し

→NHK学園本校囲碁講座H先生の受講

   受講生は、真剣そのもので刺激を受ける

   H 先生はどんな疑問にも的確な答えをくれる


④囲碁の基礎力の強化

→簡単な詰碁、手筋の本を繰り返し解く

   布石、序盤の分かりやすい本を読む

   小目の定石本の復習

   Youtube の生中継解説を楽しみながら観る

   感動することでいい形、凄い作戦を自然と覚える。

  

 ◎同好会もNHK学園囲碁講座も、同じ趣味を楽しんで学び何気なく会話する仲間がいます。今の私には、サードプレイスとして生活にメリハリを与えてくれています‼️


◎私は囲碁はルールはシンプルだけど、色んな要素を加味すると、局面の形勢判断と応手が違ってくると思います。


 トップ囲碁棋士の妙手の解説を聴くと、思わず、建築家ミース・ファンデル・ローエの「神は細(detail)に宿る」の言葉を思い出すのです。


  有名な建築物も、美術品や工芸品も一見しただけでただ者ではない感動があります。細部をじっくりと観るといい仕事をしていることを発見できるのです。


  だから、神の一手を紡(つむ)ぎだすトップ囲碁棋士と、その凄さを言語化、可視化してくれる解説棋士に思わず感動し、拍手を贈りたい‼️


 至高の一手に感動し、愉しむことが、囲碁の上達の重要な要素だと思います。


◎話題がサードプレイスから離れましたが、対面で囲碁を楽しみ、コミュニケーションを交わすことそのものが、心のサードプレイスだと思います。


   囲碁というゲームの性質上、相手と対峙して一手一手会話を交わす(手談)ので、対局後の感想戦(検討)では、対局中の読みや形勢判断が合っているか否かの答え合わせをするので、実際に会話します。

   会話する時は、相手に対して敬意を払い、お互い率直に振り返るのが、暗黙のマナーになっています。


   碁会所でも同好会でも、碁の事は幾ら聞いてもいいですが、プライベートは詮索しないのが大人の態度ではないでしょうか。


  長年、碁会を主催していた元幹事としては、碁会で尊敬される人は、第一にマナーの良い人、第二に碁が強い人、第三に教え上手の人そして勝っても負けても明るい人、最後に碁に熱心に取り組む人だと思います。


 碁会は明るく爽やかなスポーツのようで有りたいと思います。