あ未曾有の大震災より1週間が経ちました。
定期診断に訪れた病院のテレビをあまりのショックで呆然と見ていました。
初めは宮城県に起きたと思われた災害は距離にして500キロもの範囲で地震と大津波、
それに加え原発の危機に至り、こちら広島県でも明日はどこがどうなるか分からないという不安な想い
を胸に表情だけは平静を装い過ごしてきました。
何かしたくてもツイッターの情報も信頼でき広めれるもの判断が容易でないし、ましてや私などがボランティアで参加しても却ってお荷物になるだけです。
そんな思いでことあるごとに募金をさせていただくと共に、本当に被災地の方のより早い日常の安心がかえる事をお祈りしながら日々を過ごしております。

そして、本当に心配していた事。
ギター製作家の三浦隆志先生がご無事で自宅にいらっしゃる事をNHKのサイトで知りました。
本当にこんな嬉しい事はありません。

この幸運にいくら感謝しても足りません。

三浦先生、もしこのブログをご覧いただけていれば良いのですが、必ず近いうちにご連絡いたします。

工房のお片づけも大変な事と思います。
どうぞ、気をしっかりお持ちになって頑張って下さい!
広島より応援しています。
報告が少し遅れましたが、先週の土曜日~日曜日に大阪へパヴェル・シュタイドル氏のコンサートとマスタークラスのためにいってきました。
まず、コンサートですが「ボヘミアのリュート音楽」という事で東欧のバロック音楽が数曲、「6つのメヌエット」としてF.Sorのメヌエットから比較的有名な曲が6曲選ばれてました。
どちらも、1曲区切りで弾くのではなく、あたかも一つの組曲・・いえ、一つの物語のように構成されており、合間に即興的のカデンツァ、又はSorでもこれ又即興で和音を加えたソロが入れられておりました。
今回の企画をされた宮下祥子さんとのデュエットでSorの「アンクラージュマン」は艶やかで粒立ちの良い
宮下さんのメロディーとスルタストで誰にもまねできない歌い回しで弾かれるメロディーの対比が楽しめました。 何より譜めくりの間も即興のカデンツァでつなぐという粋な計らいが素晴らしい!

勿論、全てのプログラムが素晴らしかったわけですが、何よりも今回はSorの6つのメヌエットが素晴らしかったし、コンサートの後、彼にそれを伝えた所、「私も一番愛する作品です」との事でした!
本当に、Sorと言う人は騎士の資質の人だった事がメロディーやリズムからもハッキリ表現され、それが多彩な音色とともに本当に表情豊かな音楽として響きました。
自分自身も非常にSorが好きです。
ただ、演奏的にも困難な曲も多くあまりプログラムを賑やかす事が少ないのも事実ですけど、今後もっと演奏され本当に正しく評価されるべき作曲家であると思います。

また、近い将来是非来日してほしい演奏家です。

マスタークラスでは5名の生徒さんがそれぞれに力演されました。
ここであまり詳しく述べる事は割けますが、本当に受講された方にとっても聴講された方にとっても
もう一度、自分の音楽とはどうあるべきかを考えさせられた事でしょう。
彼にとっては全てのメカニックは音楽を表現するためだけに存在します。

左手の脱力は楽に弾くだけではなく和音やフレーズのつながりを良くするする事が出来ます。
これだけ見ると、当たり前の事のようですがこれもその場で聞いていると本当に大きな発見なのです。
あえて、興味をもたれた方は次回の来日の際マスタークラスに参加される事をお勧めいたします。

表現しないで音を並べていると必ず指摘がきます。
そこでも、豊かにフレーズを歌える可能性を示して下さいます。

音楽故にテクニック的な要求も厳しくなりますが、それを感じさせないほど彼の演奏、いえ人
となりから音楽があふれている感じです。

長文となりましたが要点だけまとめてしかお伝えする事が出来ません。
本当にすべてを伝えたら1冊の教本が出来そうです。

次回は自分も受講生になる決心を固めました(^-^) 
 
四日前にホマドリームさんに発注してあった壺井一歩先生作曲のギターソロ曲「ある詩人の帰帆」の楽譜が届く。
やはり予想通り骨のありそうな曲でした。
だいたい曲の構成と練習計画はたちました。
きらめくような色彩豊かなアルペジオと半音のぶつかりを多用したミステリアスな部分が印象的に配置され、その合間に海のうねりを表現するかのようなミディアムテンポのアルペジオが配置されています。

本当に美しく魅力的な曲なので大切に練習して育てて行こうと思います。

一カ所急に出てくる早いパッセージは、左右の運指を熟慮して慎重に練習しないと自己崩壊しそうな雰囲気(^-^;

この曲の名演奏はこちらで聴けます。
素晴らしいです。
http://www.youtube.com/watch?v=RFCJqvdVIDM

$iwagonのブログ-ある詩人の帰帆